こんにちは!Rieです。
度々話題になるアルビノの動物。
オーストラリアの動物にももちろんアルビノの個体が存在します。
そして、彼らが野生でしっかり生き、常態的に見られる場所があるんです。
ベネットワラビー

見られるのはベネットワラビー(アカクビワラビー)という、オーストラリアの南東部やタスマニア島に生息している種類のワラビーです。
日本でも埼玉県こども動物自然公園や東山動植物園など、全国の色んな施設で飼育されています。
名前の通り首回りが赤褐色のワラビーですが、タスマニアにいる個体はより暗い色で赤みのない灰褐色の毛色をしています。(このタスマニア亜種をベネットワラビーと呼ぶことが多い)
ワラビーの中では大型の種類らしく、また、毛色や顔つき、毛がふわふわと密集している感じから、カンガルー島にいるカンガルー(カンガルー・アイランド・カンガルー)の子どもに少し似ているなという印象を受けました。
そんなベネットワラビーのアルビノ個体がたくさん確認されているのがタスマニアのブルーニー島です。
タスマニアのブルーニー島(Bruny Island)
タスマニアの南部、ちょうど州都ホバート(Hobart)から南にいったところにある島です。
美しい自然が豊富でアクセスもしやすいことから、とても人気の観光地になっています。
そして、アルビノワラビーちゃんが特に見られるのがアドベンチャー湾(Adventure Bay)周辺!
ここでは目撃情報が多く、比較的簡単に見られます。
複数匹に出会えることも全然珍しくありません。
私が出会ったのはここ
Bruny Island Cruisesの施設周辺
まず出会ったのがここ。
Googleマップで「Bruny Island Cruises」とピンが立っていると思います。
その施設の前に無料の駐車場があるので、そこに車を止めることができます。
周辺を歩いて探し、複数匹のアルビノちゃんを見つけることができました。
民家の敷地内にもたくさんのワラビーがいて、ちょっと羨ましかった…




また、駐車場から東に向かってアクセスできる「フルーティド・ケープ・ウォーク(Fluted Cape Walk)」というトレイルルートでもアルビノワラビーの目撃が多数あります。
時間のある方はこのトレイルルートを歩いてみるのもいいかもしれません。
Hayes Road周辺
他にも、Hayes Roadという道路沿いでも出会うことができました。
道路横の草原部分にたくさんのワラビーちゃんがいます。
この草原部分はAdventure Bay Retreatという宿泊施設の私有地のため、道路部分と草原部分との間には柵があり、宿泊者以外は中に入ることができません。
そのため、なかなか遠目でしか見ることができませんが、ここでも複数匹のアルビノちゃんを発見しました。

何匹か目についた中で特にお気に入りになったのがこの子。
まだ少し小さめで、独り立ちしたばかりでしょうか。
この子の行動がいちいちかわいくて、とってもとっても癒されました。




ちょっといいお宿なのでお値段はしますが、ぜひとも泊まってアルビノちゃんを含むたくさんのワラビーに癒されるのも、最高の思い出になるかもしれません。

鳥さんや他の哺乳類たちも
周辺にはワラビー以外にもたくさんの野生動物たちが生息しています。
彼らのこともぜひ探してみてください。
楽しさ嬉しさかわいさ倍増します!







注意点
①私有地に入らない
アルビノワラビーちゃんたちが見られるエリアには民家や宿泊施設などが多数並んでおり、私有地である部分も多いです。
当然の話ですが、私有地には決して無断で立ち入らないようにしましょう。
土地の所有者たちも「立ち入り禁止」の看板を設けていますが、それらを無視し入り込む観光客が本当に多いです。
反対の立場になって考えてみればきっと嫌なはず。
きちんとルールやマナーを守って楽しんでください!
②野生動物には触らない
ここにいるワラビーたちは人慣れしている子が多く、近づいても逃げないどころか、向こうから寄ってくる子たちもいます。
しかし、相手は野生動物です。
触ったりエサをあげたりといったことは控えましょう。
③路駐する際は十分に配慮を
少し歩いて探したいけど近くに駐車場がない、走行中に急に発見した、などで道路脇に車を停めることもあるかと思います。
そんなときには通る車の邪魔になってしまわないよう、十分なスペースを空けたり、広いところに停めたり、他の車への配慮を忘れずに!
④スピードを出しすぎない

ワラビーちゃんが急に飛び出してくるかもしれません。
周辺を車で走行する際にはスピードを出しすぎず、彼らに注意を払うように心がけてあげてください。
おわりに

アルビノのワラビーが野生下で見られるのはここ、ブルーニー島だけ!
タスマニアに行く際にはぜひ、そのかわいい姿を一目見に行ってみてはいかがでしょうか。
私も今度行ったときには、「アルビノ個体の袋にノーマルの赤ちゃん」や「ノーマル個体の袋にアルビノの赤ちゃん」なんて珍しいクロスショットを見てみたい…!
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