こんにちは!Rieです。
旅先でのキャンプや空港泊などを考えている方に向けて、どちらがいいのかついつい悩んでしまう2種類のマットを比較してみました。
双方の製品を使用した結果や、海外長期バックパッカー旅をしたときの視点をもとに書いていきます。

折りたたみマットは蛇腹式のものを比較対象として採用しているにゃ
折りたたみマットのメリット・デメリット
メリット①:準備・片付けが圧倒的に楽
折りたたみマットの一番のメリットはなんといってもこれ。
これに尽きるといっても過言ではありません。
蛇腹式になっており、広げるだけでOK。
もちろん片付けも折り目にならってたたむだけで終わり!
超楽ちん!
メリット②:軽い
多くの商品が500g以下と軽量です。
エアーマットは500g〜1kgのラインが多いので、より荷物を軽くしたい人にはエアーマットのほうが嬉しい軽さ。
メリット③:色んな形で使える
蛇腹式なので、折りたたみ方・広げ方で様々な使い方ができます。
全広げで本来のマットとしての使い方はもちろん、身長が低い人は端を何回か折り重ねると枕も作れます。
適当な大きさに折ると、幅に合わせた敷物や座布団としての使用も可能!
場所取りや長時間の待機が必要な場面などでも活躍します。
デメリット①:嵩張る
広げたり折りたたんだりするだけで使える分、コンパクトにはなりません。
スーツケースやバックパックに入れると結構なスペースをとってしまうほか、それらの大きさや形によっては入らないことも。
よくバックパックに外付けしている人を見ますが、飛行機に乗る場合はあまりおすすめできません。(預け荷物では破損や汚れ等のリスク、機内持ち込みではサイズの規定に抵触するリスク)
デメリット②:耐久性は△
安価なものは数回使用しただけでへたってしまうような耐久性がいまいちなものも。
耐久性がしっかりした商品をゲットしたい場合は、信頼のあるアウトドアブランドを選んだりそこそこのお金を出したりする必要があります。
破れない限りずっと使用できるエアーマットに対して、どうしても徐々にへたっていってしまうというのが折りたたみマットの現状です。
デメリット③:寝心地はよくない
厚みがないのでクッション性は必要最低限という感じ。
問題はないですが、あまり心地良くはありません。
少し柔らかい地面に寝ているという感覚で、どうしても接触面に負荷がかかっているなと感じたり、寝姿勢が歪んでいたりといったことをダイレクトに感じてしまいます。
これも安価なものやアウトドアブランドでないものはマットの弾力性や反発性がいまいちなものも多いため、よりマットが潰れて地面の硬さを感じやすくなります。
エアーマットのメリット・デメリット
メリット①:コンパクト
空気を抜けばペラペラの薄い布。
とってもコンパクトに収納できます。
メリット②:安いものでもしっかり使える
安価だといまいちなものも多々混ざっている折りたたみマットに比べ、エアーマットは安価なものでも十分快適に使用できます。
へたりを気にする必要がなく、ずっと同じ使い心地で使い続けることが可能。
メリット③:体にフィットしやすい
体重のかかり具合によって空気が移動するので、より体にフィットしてなかなかいい寝心地になります。
また、空気がしっかり厚みのあるクッションになってくれるので、折りたたみマットよりも地面の硬さを感じることなく寝ることができます。
デメリット①:空気を入れるのが面倒
移動するたびに、機会があるたびに、毎回空気を入れて抜いてを繰り返さなければいけません。
たまにならまだいいですが、使用頻度が高いとなかなか面倒です。
デメリット②:パンクのリスクがある
尖った石ころなどにはより気をつける必要があります。
しかも、いくらお高いものを買おうとこのリスクは絶対についてくるというのが厄介なところ。
折りたたみマットは「へたってきたな、そろそろ新しいものに替えるか」と準備をすることができますが、パンクは突然のことなので、タイミングを見て次を用意するなどの対応がとれません。
急に寝床を失うことになります。
応急処置のパンクキットが付いているものも多くありますが、小さい穴の場合は見つけるのもなかなか大変なんですよね。
「折りたたみマットVSエアーマット」まとめ
折りたたみマット | エアーマット | |
寝心地 | △ 必要最低限のクッション性 | ◯ 普通にいい |
耐久性 | ◯ 商品によってピンキリ | ◯ パンクなどがない限り何年も使える |
手間 | ◎ 準備も片付けも10秒でできる | △ 毎回空気の抜き入れが必要 |
持ち運び | × とてつもなく嵩張る | ◎ コンパクトになる |
重さ | ◎ 基本500g以下と軽量 | ◯ 折りたたみマットには負けるが軽量のものも多い |
価格 | ◯ 商品による、安価なものは口コミなどで機能性や耐久性を要確認 | ◯ 商品によりピンキリ、十分に使える基本的なものは安価で手に入る |



目安はこんな感じにゃ
◎…めっちゃいい
◯…いいor商品による
△…よくはないが許容範囲
×…だめ
まとめるとこんな感じ。
個人的にはエアーマット推しです!
折りたたみマットは「嵩張る」というお金を出しても解決できない致命的弱点がやはりネック。
旅行において持ち運びのしやすさは最重要項目!
そのコンパクトになるという点と寝心地を考えて、私も長期海外旅行にはエアーマットを持っていきました。
【折りたたみマットがおすすめな人】
・とにかく手間や面倒が嫌な人
・色んな場面で活用できるものが欲しい人
・陸移動のみの国内旅行
【エアーマットがおすすめな人】
・寝心地を重視したい人
・荷物をコンパクトにしたい人
・安価で長く使えるものを探している人
・飛行機を利用する国内旅行や海外旅行
折りたたみマットのおすすめ商品
折りたたみマットのおすすめはTHERMAREST(サーマレスト)のZライトソル。
R値(下図参照)は2で春〜秋の3シーズン対応のマットです。
R1 | R2 | R3 | R4 | R5 | R6 | R7 |
夏 | 春〜秋(3シーズン) | 春〜冬(オールシーズン) | 極寒環境対応 |
長年キャンパーやトラベラーに人気の商品で、その性能の高さや耐久性はお墨付き。
一時の旅行で終わらず、この先何年も使用できるものを探している方は、ぜひこれを検討してみてください。
とりあえずこれを選んでおけば間違いなしな商品です。
もう少し安いほうが嬉しいという方は、MOZAMBIQUE(モザンビーク)のALUMINUM FOAMがおすすめ。
2019年創立の新しいアウトドアブランドのものですが、サーマレストよりも安価ながらそれに劣らない質と耐久性でじわじわと人気が出ている折りたたみマットです。
エアーマットのおすすめ商品
私も愛用しているFIELDOORのウルトラライトエアーマットがとってもいいです。


これが広げても省スペースなのに問題なく寝られる絶妙にいい幅なのです。
重さも約500gと軽量かつコンパクトなので旅行にはもってこい、特に重さや嵩張りにシビアなバックパッカーにはとってもおすすめ。






空気を入れるときも口で何回か吹き入れるだけで膨らみますし、栓を開ければ空気が抜けるのも一瞬。
残存空気はもちろんありますが、軽く流してあげれば問題ない程度にまたコンパクトに折りたためます。
しかも、約3000円と安価ながら、使い心地や耐久性も申し分なし!
地面の硬さを感じることはありませんし、朝まで快適にぐっすり眠れます。
色んな環境でキャンプや空港泊をしたり、重い荷物に潰されながら持ち運んだりとガシガシ使っていますが、破れることなく購入から1年経った今でも現役です。(小石の注意など最低限の配慮はしています)
自信を持っておすすめできる、本当に買ってよかったお気に入りの商品です。
デメリットは断熱ではないこと。
寒い地域でのキャンプには向いていません。
一度、気温0℃近い環境でこのエアーマットを使用しキャンプをしたのですが、さすがに底冷えがすごくて苦痛でした。笑
もし寒い環境でのキャンプを予定している方は、しっかりとそれに対応したエアーマットを選ぶことをおすすめします。
その中でコスパ最強のおすすめ商品はNature Hike(ネイチャーハイク)のR値6.5のもの。
極寒対応のものながら重さはMサイズで約460gととても軽量で、収納時のサイズも全長20cmに収まる非常に優秀な商品です。
【Mサイズ】
重さ約460g、サイズ186×58×10cm、収納時10×10×20cm
【Lサイズ】
重さ約540g、サイズ196×64×10cm、収納時13×13×22cm
安価なものや中華系ブランドに不安のある方は、SEA TO SUMMIT(シートゥーサミット)のイーサーライトXRプロマットがおすすめ。
お値段はしますが、R値はさらに高い7.4。
それでいて重さはレギュラーサイズで約560gと軽量、かつ収納時も全長21cmに収まります。
こちらは3サイズ展開されているので、小柄な方はスモールサイズを選ぶことでより軽量になりますよ。
【スモール】
重さ525g、サイズ168×55cm、収納時12×21cm
【レギュラー】
重さ560g、サイズ183×55cm、収納時12×21cm
【ラージ】
重さ720g、サイズ198×64cm、収納時12.5×24cm
おわりに
実際問題として、商品によって機能性やお値段がピンキリで正確に比べるのはなかなか難しいのですが、なるべく一般的なラインや総合的な判断で比べた結果を書いています。
そして、旅行に持っていくならば、やはりコンパクトに持ち運べるエアーマットの方を私はおすすめします◎
寝心地も断然よし!
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