こんにちは!Rieです。
人生で一度は経験してみたいと思っていた海外の派手な年越し。
念願叶い、2023→2024の年越しをシドニーで迎えました。
注意点やポイントを解説しつつ、とってもとっても長かったこの1日を短時間リポート!
きいろFleet Stepsというエリアの話にゃ
戦いは朝の4時スタート
我々がカウントダウンの場所に選んだのは、オペラハウスとハーバーブリッジとが同時に見られることで人気な、ロイヤル植物園の東にあるエリア。
ミセス・マッコリーの椅子がある付近です。
そのあたり一帯へのアクセスは、アート・ギャラリー・ロード(Art Gallery Road)にあるゲートから行います。
最前列を確保するために、眠い目をこすりつつ早朝まだ暗い時間から並びに行きました。
すると、列にはすでにたくさんの人が。


一番前の人は一体いつから並んでいるのでしょうか。
テントを張っている人たちもたくさんいて、やはりいい席を取るためには体力と忍耐力が必要そうです。
ただ、さすがにまだそこまで出遅れてはいないかなという感じ。
我々も並んでゲートオープンまで待ちます。




会場は朝の10時頃にオープンしました。
ゆっくりと列が進んでいき、まずは荷物検査。
厳しいのかと思いきや、あまりじっくり検査されることはなく、パッと見るだけでした。(人による?)
それでも持ち込みが制限されているものは色々とあるので、必ず事前に持ち込み可能なものと不可なもののチェックはしておきましょう。
そして、荷物検査のブースを抜けると一気に戦場のような雰囲気に。
走り出す人も多々出てきます。
このゲートからアクセスできる無料のカウントダウン会場は、Mrs. Macquaries Point(丘の上側)とFleet Steps(丘の下側)の2つ。
私たちはベストポジションの競争が激しそうなMrs. Macquaries Pointはやめて、安パイなFleet Stepsを選びました。
人の流れが二手に分かれたら、左方面に進むと下側エリアに行けるはずです。
私は自分がどこを歩いているか全く分かっておらず、ただ人の流れに合わせて進んでいただけですが、きっとこのようにみんなが自然に案内してくれます。笑
分かれてしばらく歩くと下側エリアの入り口があり、そこで手首にバンドを巻いてもらいます。


バンドを持ったスタッフが複数人横並びでいるので、好きな人のところに並んでください。
ただ、もちろんきれいに列になる訳はなく、みんな我先にとごった返しているため、想定通りの流れでいかない可能性があります。
少しでも早く中に入りたい方は、人の少ないところや付けるスピードが速いスタッフを見極めて並ぶといいでしょう。(特に後者が大事かも)
いい列に並べた私と、混み混みの列に並んでしまった夫とでは、通り抜けるまでに結構差が出ました。
そうしてようやく中に入場することができ、場所取りをして落ち着いたのが10時半頃でした。
柵のそばは場所取りNGだった
会場の海側(花火を見る方向)はこのような感じに柵が設置されています。


最初会場に入って来たとき、前の人たちに続いてこの柵の真後ろに場所取りをしました。


しかし、ここで一旦トイレへと向かった私が戻ってくると、残してきた夫がいない…
てかみんないない…
キョロキョロ探すと、このアスファルトの道を挟んだ後ろ側にある芝生エリアへと移動していました。


どうやらあの場所は場所取りNGとのこと。
私がトイレへと行った後に警備員の人にそう言われたようで、みんな移動したらしいです。
言われてみれば確かに通路にもなっているし仕方ないかと思ったのですが、それならばそうと柵にでも張り紙をしておいて欲しかったというのが正直なところ。
何の事前アナウンスもないので、初めての人間には分かりません。
人はどんどんやってくるので、夫曰く、その注意をされたときにはすでに後ろの芝生エリアにも人がいっぱいで、ギリギリこの隅っこの一角に場所を取れたとのこと。
なんとか無事に最前列確保!
一安心です。(まだこのときは)
これから行かれる方々は初めから「アスファルト以外のところに場所を取る」ということに気をつけてもらえたら完璧かなと思います◎
ちなみにこのエリアのトイレは下記写真のような感じで、こちらも午前中はきれい、その後だんだんと汚くなっていきました。笑


ひたすらに続く暇な時間
ここからはとにかく暇な時間が続きます。
フードトラックはいくつかありますが、節約生活な我々にはそれらの選択肢もなく。
持参した椅子に座り、作ってきたご飯を食べ、少し徘徊、また椅子に座り、しょうもないアプリゲームをプレイし、作ってきたご飯②を食べ、たまにトイレに行く。
というクソみたいな半日を過ごしました。笑


ただ、曇っていたので暑くなかったのが幸いでした。
日本と季節が反対のオーストラリアでは、年末年始は真夏。
過去の人たちのブログを読むと結構暑い思いをしている人も多いのですが、その点は全く心配なく、常に屋根や日陰などのないところでいましたが、日中でも普通に快適温度でした。
その辺は年や状況によって全然違うと思うので、事前に天気予報などをチェックして、必要であればしっかり対策をしておくといいでしょう。
ついでに暇つぶし作戦も練り練りと。
ちなみに、一定人数に達すると規制がかかる同エリアですが、お昼時でもまだ新しい人たちは入ってきていたように思います。
いつ規制がかかったかまでは中にいると分かりませんでしたが、一瞬で埋まるのかと思いきや、意外と余裕あるのだなと思っていた記憶があります。
まずはファミリー花火
そんなこんなでいつの間にか夜に。
19時頃にはハーバーブリッジがライトアップされはじめ、だんだんと空が暗くなっていきました。


そして21時になると、第一弾の花火打ち上げがあります。
子連れの家族でも楽しめるようにと、早い時間帯に一度、ファミリー花火なるものが打ち上げられるのです。
ようやくきたイベント!
とワクワクしていたのですが、その時間が近づくにつれて前方の柵のところへとやってくる人がなんだか増えたような気が。
これまでもオペラハウスの写真を撮る人たちが前に来ることはありましたが、しばらく居座る場合にはスタッフに注意されて後ろへと帰されていました。(もちろんサクッと撮るのは全然OK)
しかし、今回はそんな様子はなく。
じわじわと柵前に移動してくる人たちが増え、完全なる人間バリケードが形成されました。


いや、それはええんかい!
花火のときならOKなんて聞いてない…!
最初の場所取りNG問題から始まり、日中ずっとそこで注意されている人たちを見ていたので、てっきり柵前に立つのは完全にダメだと思ってました…
花火はこのままずっと自分が場所取りしたスペースで見るということなんだなと。
しかし現実は、これまでの頑張りを見事に水の泡にしてくれるシステムでした。
最初の場所取りで最前列を取ろうと、全くもって無意味です。
どこにいても、何時に来ても、花火のときに柵前に立っていた人こそが勝ち。
そんなシステムのようです。(後ろからでも花火自体は見えるので問題はないです)


せっかくなので、ファミリー花火はのんびり見ようということになり、自分の席から見ました。
10分弱のサブ花火ですが、十分に見応えのある花火でした。
一箇所だけでなく、複数箇所から同時に上がるので、ワイドな花火を楽しめます。
このポイントからは、特に一番右側の花火がとても大きく迫力満点に見ることができました。


ファミリー花火が終わると、またしばしの待機時間。
キリのいい時間ごとに「あと◯時間」や「あと◯分」と、ハーバーブリッジ横の電光掲示板が密かに教えてくれます。


カウントダウン本番のときは、ポツポツと人が前に出始めた段階で我々も早めに前で待機しました。
結構早く、1時間前くらいだったかも。
おかげで無事に最前列をゲット。
あとはもうその時を待つだけ!
いよいよカウントダウン
気づけばいつの間にか横にも後ろにもたくさんの人が。
年越しの1分前から例の電光掲示板にカウントダウンがされます。
そして、10秒前からは周りの人たちみんなで声を出してカウントダウン!
10、9、8、7、6、5、4、
3
2
1
…


Happy New Year!!!
日付が変わると同時に花火が一斉に噴き出す!
圧巻の光景でした。
これがハーバーブリッジ近くのエリアならどんな迫力だっただろうと、想像するだけで圧倒されるような、少し離れたこの場所でも強い感動を覚えた瞬間でした。
ここから年越し花火は15分弱続きます。
ファミリー花火と同様、ワイドに上がるため、こちらももちろん見応えはばっちり。
カメラは広角にしないと入り切らないので、どうしても画質が落ちてしまうのが唯一の残念ポイント。笑(当時のスマホ撮影の場合)






いろんな色の花火が上がってとっても美しいですし、見ていて楽しいです。
ちなみに、スマホカメラの1倍で撮影するとこんな感じになります。(動画)


こちらのほうが画質はきれいで迫力も満点ですが、メインで写したいオペラハウス+ハーバーブリッジや、ぜひとも入れたい一番大きな右側の花火が切れてしまいます。
そのため、どちらかに被写体を絞る場合には1倍、全体を入れたい場合には広角で撮るといいかなと思います◎
終盤にはハーバーブリッジから花火が滝のように流れ出る演出もありました。


これはナイアガラの滝と呼ばれる、シドニー年越し花火の人気演出だそうです。
確かに遠目でもすごくきれいで、近くで見てみたいと思った花火No.1でした。


こうして年越し花火の全プログラムが終了。
早朝ゲートに並び始めた時間から考えると、約20時間にも及ぶ長い1日でした。
(ここからまた外に出るのに30分くらい)
シドニー年越し花火の注意点(Fleet Steps)
持ち込みの可否やルールの事前確認を
管理されているポイントへ入場する場合には、持ち込みできるもの・できないものを含め、いくつかのルールがあります。
スムーズに入場できるよう、荷物検査時や入場後にトラブルにならないよう、ルールの事前確認は必須!
自分が行きたいエリアははっきりと決めておく
アート・ギャラリー・ロードにあるゲートからアクセスできるカウントダウン会場は3つ。
そのうちFleet StepsとMrs Macquaries Pointの2つが無料のポイントですが、その2つも中で行き来することはできません。
それぞれの会場への入り口や収容人数は違っており、途中でどこのゾーンに行くかで道が分かれてくるので、自分が行きたいエリアは事前にきっちりと決めておきましょう。
また、いずれも再入場は不可。
規定の人数になったら入場を打ち切られるので、迷って行き来している間にどちらもクローズになる可能性もあります。
加えて、1人で複数のカウントを使ってしまうと、それだけ入れない人を増やしてしまうため、そのようなことは極力控えましょう。
並ぶのは早めに、ダッシュは必要なし
体験談から分かるように、Fleet Stepsの場合、場所取りする場所はそこまで重要ではありません。
そこはあくまでも「カウントダウン前まで過ごす場所」になります。
自分の席で見たいという人以外はあまりこだわらなくてもいいでしょう。
そのため、入場後ダッシュで場所取りしに行く必要はありません。
普通に歩いて向かうでいいと思います。
ただ、そもそも入れなければ元も子もないので、ゲートオープン前の列に並ぶのは早いほうがいいと思います。
遅くとも午前中、確実を狙いたいなら早朝には並びましょう。
参考までに、公式が発表している情報によると、2024年のFleet Stepsは15:14にゲートがクローズされたようです。
2023年の情報はもう載っていませんでしたが、とあるサイトによると11:46にいっぱいになったと書かれてありました。
私が行った年なのですが、感じたよりも全然早かった…笑
年によって違ってきますが、人気な場所であることには変わりないので、なるべく早く行くことをおすすめします。
年越し前のトイレは早めに行っておく
午前中にはあまり混んでいないトイレも、夕方以降は結構並びます。
たしか30分〜1時間ほど並んだ記憶が。
トイレだけでもなかなか大変です。
「少し離れたところに空いているトイレがあるよ」とそちらへ向かう人もいました。
カウントダウン前に行っておこうと考えている人は、並ぶことを想定して早めに動くことをおすすめします。
船が邪魔になることがある
目の前の海にはたくさんの船がやってきます。(写真参照)
もちろん年越し花火を見るため。
彼らは陸にいる人たちことは考えてくれないため、自分たちの好きなところに気にせず止めます。
自分たちの目の前なんてこともあり得ます。
それだけならまだこちらが移動すればいいのですが、船はプカプカと浮いているため、右に行ったり左に行ったり。
最終的にどの位置になるか全く分かりません。
船の数は午後からもどんどん増えるため、なおのこと船の位置の先読みはほぼ不可能。
こればっかりは運かもしれません。
私たちがいた場所も、本番でこそきれいに開けて見ることができましたが、日中はよく船がチラチラと被ってきていました。
特に、上記写真(ナイアガラの滝のやつ)の左側にちらっと写っているまあまあ大きな船が思いっきりオペラハウスを隠しているなんてこともあり、ずっと不安が止まりませんでした。
低い位置から見る場合は、少なからずそういうリスクもあるということは念頭に置いておいたほうがよさそうです。
どうやってアクセスした?
私たちは車で現地へと向かい、Googleマップで「Secure Parking – 109 Pitt Street, Sydney Car Park」とピンが立ってある駐車場に車を止めました。(事前に予約済み)
安さを重視して決めた駐車場です。
なかなか口コミが最悪ですが、私たちは幸い問題なく使えました。笑
ただ、確かに狭めではあったので、少なくともそこの注意は必要かなと思います。
あとは運かも…
そこからは徒歩でのアクセスです。
余談ですが、会場から駐車場へと歩いて帰る途中に通ったところがとてもきれいでした。


おわりに
カウントダウンの高揚感は半端なくて、花火はとてもきれいで、でも睡魔と疲労はとてつもなくて。
とっても濃い、忘れられない1日となりました。
良くも悪くも、人生に一度きりだなと感じる年越しでした。
また、これはあくまでもFleet Stepsというエリアでのお話。
別の場所では色々と事情も変わってくると思うので、それらに行く予定の方はまた別の参考になる体験談を読んでみてください。
同じ場所でも随時ルールや状況が変わる可能性があるため、常に最新の情報をチェックしておくことが大事!



シドニー年越しの公式サイトはこちらにゃ











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