ベートーヴェンのお墓にかわいい小動物!?癒やし満載のウィーン中央墓地

野生下のあの小動物に会える!ウィーン中央墓地

こんにちは!Rieです。

オーストリアで有名な人物といえばベートーヴェン。

彼のお墓は一種の観光地にもなっており、その墓地は地元民以外も多数訪れる場所となっています。

そんなことを知ると同時に、その墓地にはどうやら色んな野生動物が生息しているらしいとの情報も入手。

動物大好きな私は、ベートーヴェン目当てではなく、動物目当てでその墓地を訪れることにしました。

目次

まず墓地に行っていいの?

これはこの話を聞いたとき、最初に私が思ったこと。

「え、墓地だよね?著名人のお墓に参るならまだしも、動物見に行くなんてしていいの?そんな遊びに行くみたいなこと…よくないのではない?」

と、きっと皆さんも感じると思います。

しかし、調べてみるとどうやらその場所は墓地であると同時に、公園に近いような雰囲気や側面も持っていることを知りました。

実際に訪れたときにも、お墓参りをしている方もいれば、ランニングをしている方やお散歩を楽しんでいる方、私たちのように動物撮影をしている方などもいて、様々な人が様々な目的でここに来ているということが見て取れました。

お墓参り以外の目的で立ち入ることも、観光の一環で訪れることも大丈夫そうです。

ただ、もちろん墓地ではあるので、節度を持った行動は大切。

訪れる際には「お邪魔します」の気持ちで、決して騒いだりお墓を踏み荒らしたり、不適切な行動を取らないよう心がけてください。

ウィーン中央墓地

ウィーン中央墓地の全体図

ベートーヴェンのお墓があるのは、ウィーン郊外にあるウィーン中央墓地(Wiener Zentralfriedhof)というところです。

入場は無料で、周辺には電車の駅やバス停、トラムの駅が複数あるので、各方面から公共交通機関で簡単に訪れることができます。(メジャーなのはトラムでZentralfriedhof 2.Torで降りる方法)

とても広い墓地で、自然も豊か。

怖さや厳かな雰囲気は感じられず、カジュアルで爽やかな空気が流れていました。

日本人が想像する墓地のイメージとは異なっています。

敷地内の様子
素敵な公園という雰囲気

そんな場所に生息しているのはリスやハムスター、鹿、アナグマなど。

中でもハムスターは絶滅危惧種、さらにはそのうち最も深刻な分類である近絶滅種に指定されているクロハラハムスター(ヨーロッパハムスター)が生息しており、ウィーン中央墓地はそんな彼らの重要な生息地としても知られています。

実際に出会った動物

私が訪れたときには、ハムスター、リス、鹿に出会うことができました。

クロハラハムスター
クロハラハムスター
キタリス
キタリス
ノロジカ
ノロジカ

広い敷地の中でどこで見られるかという具体的な情報は見つからないままの訪問でしたが、ハムスターやリスは入場してすぐに見つかりました。

場所を移動しても普通にその辺をちょこまかしていたので、おそらく彼らは全体的に広く分布しており、高い確率で見つけることができそうです。(全体を散策したわけではないので、正確なことは分かりませんが)

一方で、広範囲を歩いて移動する鹿さんは運にもなるかと思われます。

私も上の写真の親子2頭のみに出会うことができ、たまたま歩いていったところにたまたまいたというだけでした。

ただ、1つ「鹿さんはユダヤ人墓地によく好んでいる」と書いてあるサイトを見つけたので、会いたい方はそのエリアを探してみるといいかもしれません。

ユダヤ人墓地は第1ゲート(Tor 1)から入ったエリアになります。

具体的にどこで見た?

参考までに、私が主に観察していた場所は以下の図の通りです。

私が主に動物観察をしていた場所

特に右下の斜めの道で多くの時間を過ごしました。

トラムの「Zentralfriedhof 1.Tor」という駅で降りて、目の前にあるゲートから入場。(右下の駐車場マークがあるTor 1と書かれているところです)

さあこれからどこに行けばいいのだろうかと歩いていたところ、颯爽と走るリスさんたちを発見。

そして周囲を観察していると、たくさんのリスさんやハムスターたちも見つかりました。

そのため、広いこの場所では下手に歩き回るのもアレだと思い、「もうここにする」と散策開始早々に彼らを張る場所を決めました。笑

でも、きっとこの選択は大正解。

元気に活動するリスやハムスターたちをコンスタントにずっと見ることができて、この斜めの道は彼らを観察する上でなかなかいい場所なのではないかなと思います。

駅やゲートから近いのも◎

数も多く、探し回らなくても普通にたくさんの子を見つけることができました。

別の日にもまた訪れましたが、同様の場所でたくさん出会えました。

リスさんは木の上にいたり、

木の上にいるリス

お墓に乗っていたり、

お墓の上にいるリス

地面を走り抜けたり、

道を横断するリス

周辺を駆けずり回っています。

そして、ハムスターは地面を這っていたり、

地面を這うハムスター

お墓の上を歩いていたり、

お墓の上を歩くハムスター
尻尾が絶妙な長さ

巣穴に入っていたりします。

巣穴から顔を出すハムスター

もう1つの観察場所、第2ゲート(Tor 2)付近には開けた芝生エリアがあり、そこにはハムスターたちがたくさんいました。

周囲にお墓がないのでなんとなくカメラを向けやすいほか、自然の中にいるハムスターな写真も撮りやすいです。

芝生の上にいるリス

そんな第2ゲートから真っ直ぐ教会へ続く道周辺でも、走り回るリスさんをちょこちょこ見かけました。

教会へ続く道
教会へ続く道

ちなみに、この近くにベートーヴェンのお墓があります。

Googleマップに載っているピン(Beethoven’s Grave)の場所が結構正確なので、それを頼りに行くといいと思います。

ベートーヴェンのお墓
今もきれいに管理されていました
きいろ

実はベートーヴェンだけでなく、他の有名音楽家たちのお墓もウィーン中央墓地にあるにゃ

そして、鹿さんはこれら2ヶ所の観察エリアを行き来していたときに道中で見つけました。

鹿を見つけたおおよその場所
だいたいこの辺

付近を歩いていることもあれば、写真のようにのんびりとしていることも。

子どもがママについていく様子がとっても可愛かったです。

注意点

①動物たちには触らない・近づきすぎない

彼らは人間に慣れていません。

近づきすぎると逃げてしまいます。

それはつまり人間に対して恐怖心や警戒心を感じているということでもあり、近づいたり追い回したりすること=彼らにストレスを与えているという状況になります。

動物好きとして彼らに優しく、ある程度距離をとって観察するようにしてあげてください。

触ることも同様、ストレスや病気、怪我などにつながる恐れがあるため控えましょう。

エサやりももちろん×

ただ、私一度ハムスターの存在に気づかず、そしてなぜかそのハムスターもまた私に全く気づかず、お互いにじわじわと近づいていたようで、いつの間にか私のすぐ足元にハムスターがいるという状況が。

そしてお互いそれに気づいてびっくりした結果、見つめ合いながら一瞬フリーズするという珍事件も起きました。笑

②ゲートの開閉時間がある

ウィーン中央墓地は開園時間が決まってます。

公式サイトに記載されている時間は以下の通り。

11月3日〜2月8:00〜17:00
3月、10月〜11月2日7:00〜18:00
4月〜9月7:00〜19:00

ただし、5月〜8月の毎週木曜日は20:00まで開園

この時間外はゲートが閉まっているため、中へ入ることはできません。

特に閉門時間には注意し、ゲートが閉まる前にはきちんと外に出るようにしましょう。

ただ、その閉門時間もゲートにより少しずつ異なっているので、自分が利用する門に書いてある時間を入場時にチェックしておくのがおすすめ。

メインゲートとも言える第2ゲート(Tor 2)はおそらく最後まで開いていると思います。

万が一ゲートが閉まってしまった場合には、救済扉のような外へ出られるドアがあるはずなので探してください。

③墓地であるということを忘れずに

冒頭でも言いましたが、ここはあくまでも墓地なので、節度ある行動をお願いします!

故人やその家族への敬意や配慮を忘れずに。

リスさん写真集

木の幹を這うリス
木の実を咥えて颯爽と走るリス①
木の実をゲットして持ち帰るリス
木の実を咥えて颯爽と走るリス②
赤茶色の子と焦茶色の子とがいました
木の実を食べるリス
木の実うまいっ
木の実を埋めるリス
しっかり埋めてた。笑
木の隙間からひょっこり顔を出すリス
ひょこっ
お墓の上にちょこんと乗っているリス
ちょこん
木の実をゲットしたリス
植物が茂った柵の上に乗っているリス
2個の木の実を咥えてカメラ目線をくれたリス
ダブルゲット

みんなせっせこ木の実を取りに行って食べたり埋めたり。

神出鬼没ですばしっこく周囲を駆け回っているリスさんですが、よく観察していると、だいたい同じ木に取りに行ってまた元の場所に戻って、というお決まりパターンがあることが分かりました。

お気に入りの木があるんだな〜なんて思うと、よりかわいさが増してくるリスさん観察でした。

ただ、リスさんは本当にすばしっこいので、写真を撮るのは結構難しかったです。笑

ハムスター写真集

墓石に乗っているハムスター
巣穴から出てきたハムスター
巣穴からこんにちは
口元に手を持ってきたハムスター
仕草が人間の赤ちゃんみたい。笑
草を貪り食うハムスター
必死に貪り食う後ろ姿も愛おしい
2匹寄り添うハムスター
ペアかな?
巣穴から顔を出したハムスター

ハムスターも思ったより動きが速く、ズンズンと先に進んでは急に方向転換したり隙間に入り込んだりもして、地味に忙しい子たちでした。

でも、かと思えばしばらく固まったり、これでもかというほどかわいい姿をしっかりと見せてくれたり。

マイペースで先が読めなくて、その行動にもそのかわいさにも見事に翻弄されていました。

たまにめっちゃ低空姿勢で横切る子がとてつもなくおもしろかわいかったな。笑

おわりに

リスさんもハムスターさんも見つけるのはなかなか難しいのかなと思っていたのですが、想像よりもはるかに簡単で見やすくてびっくり。

絵本の中に出てくるような子たちがその辺に普通にいて、とってもかわいくあると同時に、本当に野生でいるんだと変な感じでもありました。

貴重な体験ができ、最高に癒やされる時間を過ごすことができました!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

動物をこよなく愛するアラサー女子

大学卒業後、夢だったオーストラリアワーホリへ
海外に行ってみたり大好きな日本でのんびり暮らしたり
現在は夫と世界のどこかでふらふら生きてます

自分の心地いいを大切に、
旅の愛用品や旅行情報を発信中!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次