アフリカサファリがたったの2000円!?節約バックパッカーに優しすぎる国があった【ボツワナ・野生動物】

メスライオン

こんにちは!Rieです。

「せっかく旅をするならアフリカでサファリをしてみたい」「一度くらいは本場の大自然で野生動物を見てみたい」という方も少なくないのではないでしょうか。

私は動物が大好きなので、世界一周旅で必ずやりたいこと(行きたいところ)の1つにアフリカのサファリがありました。

でも、現実は貧乏バックパッカー。

より自分の求めるサファリを見つけるため、少しでも安く夢を叶えるため、色々と調べた結果、ボツワナに格安サファリがあるとの話を聞いたので行ってきました。

目次

チョベ国立公園

チョベ国立公園の場所の図解

ボツワナ北部に位置するチョベ国立公園がその舞台。

主にカサネ(Kasane)というナミビアとの国境付近にある町を拠点に、この国立公園でのサファリを楽しむことができます。

ここはどうやら、アフリカゾウの生息数が多いことで有名だそうです。(後から知った。笑)

そんなゾウさんを始め、草食さんから肉食さんまで様々な動物に会うことができる、ボツワナを代表する人気の観光地となっています。

サファリは陸と水の2種類

サファリといえば、大自然を四駆車で走る姿が思い浮かぶかなと思います。

しかし、ここではそのようなゲームドライブ(陸地を走るサファリ)の他に、ボートに乗って水辺を散策するボートサファリも有名です。

ともに半日のアクティビティのため、1日で両方のサファリを楽しむことが可能。

ツアーへの参加は、現地予約やネット予約、日本の旅行会社もパッケージを持っているなど、あらゆる方法で申し込むことができます。

1日ツアーや泊まりのツアーを行っている会社もあります。

たくさんの会社が色んなスタイルのチョベ国立公園のツアーを敢行しているので、自分に合ったものを探してみてください。

今回は一番メジャーな半日サファリをピックアップしています。

料金(2024年時点)

今回私たちは現地で6社ほど話を聞きに行き、最も安かったところに決めました。

そのときのメモはもう捨ててしまい少しうろ覚えですが、それぞれの価格を記載するので参考にしてください。

サンライズ、日中、サンセットと選択肢がありましたが、どの時間帯に参加しても料金は同じでした。

チョベ国立公園ゲームドライブボートサファリ入場料
A社(キャンプ場)380?380?190
B社(町の中心部)250250190
C社(町の中心部)250250190
D社(町の中心部)250250190
E社(町の中心部)280280190
F社(中心部外)200200190

【単位:P(プラ)、1P=約10.8円(2025年6月現在)】

まず私たちが宿泊していたキャンプ場に話を聞くと、想定通り少しお高めの値段が提示されました。

しかし、どこかのツアー会社の予約を手配してくれるなどではなく、ここのキャンプ場が運営しているツアーだそうで、キャンプ場の受付で予約し、当日の集合も解散もキャンプ場。

お高めですが、予約から当日の行程まで全てキャンプ場内で済ませられるのでとっても楽ちん。

変な仲介トラブル等の心配も減りそうで安心です。

面倒なことは避けたい人、個人手配が不安な人にはベストチョイス!

その後街中へと繰り出し、目に入ったツアー会社に殴り込みました。

B社とC社、D社はプレハブのような建物でお値段は上記の通り。

このあたりが相場かなという価格設定でした。

E社はショッピングモールの中の一室に入っていた会社で、他に比べると少しお高め。

しかし室内はきれいで、スタッフさんの対応もとても丁寧。

事務所の立地やサービスの高さとお値段は比例するんだなという印象を受ける価格設定でした。

そして最後、実際に私たちが申し込んだF社。

元々ネットで調べて目星をつけていたところで、私たちの本命。

想定よりも安くてびっくり。

スタッフさんの対応も良かったので、ここに決めました。

後はどの会社で申し込んでも共通して、チョベ国立公園の入場料1人P190/日が追加でかかってきます。

私たちは2人で同日中にゲームドライブとボートサファリの両方をしたので、

入場料P190+ゲームドライブP200+ボートサファリP200=P590
P590×2人=P1180

の支払いとなりました。

もし、ゲームドライブとボートサファリを別日に分けて行う場合、それぞれの日に入場料P190がかかってくるため、両方したい場合(もしくは複数回する場合)は同日中にするのがおすすめです◎

いざ、ゲームドライブへ!

第1章:私たち以外みんなブルジョワ

私たちはサンライズの時間帯でゲームドライブを、サンセットの時間帯でボートサファリをすることにしました。(これが一番メジャーな組み合わせらしい)

まだ真っ暗な早朝に出発。

朝は泊まっている宿泊施設まで迎えにきてくれます。

私たちの場合、キャンプ場の受付が集合場所とのことなのでそこで待っていると、他の宿泊者たちもぞろぞろと集まってきました。

みんなもサファリ行くんだな〜と思っていると、私たち以外みんなキャンプ場で申し込んだ人たちでした。笑

先に彼らの準備が整ったようなので車に乗り込み始め、仲間がいないことに少し不安でしたが、私たちの車もきちんと時間通りに来ました。(たしか6時前くらい)

防寒のポンチョと毛布をもらい、他の参加者たちも順番に迎えに行きます。

今回は私たち2人、スイス人2人、地元民っぽい人3人の計7人でのゲームドライブでした。

いわゆるサファリカーで吹きっさらしなので、早朝のお迎えから国立公園に到着するまでの普通に飛ばす区間はめっちゃ寒かったです。笑(7月に訪問)

でも防寒具のおかげでだいぶ助かりました。

乗って行くサファリカー
サファリカー
支給されたポンチョと毛布
ポンチョと毛布

国立公園に着いて他の車を見ていると、みんな防寒具の支給はないようだったので、この会社でよかった…と心から思いました。笑

一番リーズナブルなのに防寒具の貸し出しまであって最高か!

第2章:期待外れ?と思いきや

ゲートでの入場手続きはガイドさんがしてくれるため、私たちは何もしなくてOK。

その間にここでトイレを済ませます。

トイレは国立公園内にはないとのことだったので、入り口で行っておくのが安心です。

そこまできれいなトイレではなく、残念ながらトイレットペーパーもありませんでした。

気になる方はティッシュなどを持参するのがおすすめ。(トイレに流すのはNGです!)

ゲートでは色んな会社のサファリカーが一堂に会するため、このままみんなでぞろぞろと大自然感が薄いままのドライブになるのかなと思いましたが、いざ公園内に入ると全くそんなことはなく、完全に個人プレーで他の人たちの気配を感じないサファリをすることができました。

「一緒に動物探してねー!」とガイドさんに言われ、もちろん私たちも自分で発見するのが好きなので目を凝らして探していましたが、やっぱりガイドさんは強い。笑

我々よりも先に動物を見つけてくれました。

第一動物はインパラ!

車の前を横断しようとするインパラ

メスのインパラちゃんで1人でいるところに遭遇。

車の前をクロッシングしていきました。

その後もインパラちゃんにはたくさん出会いました。

ゾウの足跡
ゾウさんの足跡も見つけた

でも思ったより動物さんいない…

スタートから30分近く経つのにまだインパラちゃんにしか出会えてません。

動物さんが活発であろう早朝を選んだのにな…

少ししゅんとなりつつ、そのうち車は水辺の近くに。

バッファローがいました。

最初は遠かったのですが、みんなでだんだんとこちらに歩いてきてくれて、近くで見ることができました。

群れで歩いてくるバッファロー
水辺にいるバッファロー
アフリカレンカクも

彼らのおかげでここまでの気持ちが晴れて、たくさんのバッファローの姿にテンションアップ!

そして、この開けた場所で日の出を迎えました。

サンライズ
気持ちのいい朝でした

遠くの方にはカバさんの姿も。

遠くにいたカバ2頭

とても近くに行ける状況ではなかったけど、後はボートサファリに期待!

ホロホロ鳥ちゃんたちもたくさんちょろちょろしていてかわいかったです。笑

第3章:軌道に乗ってきた

その後は再び水辺から離れたエリアでドライブ。

と、ここで何やら無線がざわざわと。

あらゆるものをすっ飛ばし、一直線に向かった先にはライオン!

休んでいるメスライオン1頭

メスが1頭だけでいました。

そして他のサファリカーもみんな集まりました。笑

子ライオンや他のライオンさんたちは見当たりませんでしたが、至近距離で見られてとっても嬉しかったです。

正面から見たメスライオン
かわゆい
向こうに歩いて行くメスライオン
肉球もかわゆい

しかしその反面、急に大きな物体に囲まれて怖かったのではないかなとかわいそうな気持ちにも…

せっかく休んでたのにごめんねと思いながら後にしました。

ライオンさんとお別れした後は、キリンさんやゾウさん、色んな鳥さんなどにこんにちは。

すんごい荒ぶれてるインパラちゃんたちにも出会いました。笑

低姿勢になりながら全速力で追いかけっこしたり木の枝をジャンプして飛び越えたり。

運動能力の高さを見せつけられました。

わんちゃんの障害物レースを見ているようで面白かったです。笑

ライラックニシブッポウソウ
ライラックニシブッポウソウ
カンムリコサイチョウ
カンムリコサイチョウ
角が片方折れているインパラ
角が片方折れているインパラちゃん

第4章:休憩を経て最後の追い込みへ

ここで一旦休憩タイム。

20分ほど車を停めて、飲み物や軽食を出してくれました。

飲み物はホットだったので、短い時間なのになかなか飲めなくて苦労しました。笑

ポンチョで遊ぶ夫
ムササビ!って遊んでいたら…
乱入してきたガイドさんとの2ショット
ガイドさんが乱入してきた笑
ガイドさんと私たち夫婦との3ショット
いいガイドさんでした

休憩の後はゾウさんにたくさん出会った気がします。

最後の最後にクーズーも連続で現れるなどしました。

特に珍しい動物さんに出会うことはなかったけど、休憩後から帰るまでの約30分、コンスタントに動物さんに出会うことができました。

子ゾウを連れているゾウの群れ
1人枝に捕まる子ゾウ(左)
ゾウの顔面ドアップ
キリンの親子
昨年亡くなったゾウさんの残骸
昨年亡くなったゾウさんらしい
景色のいいところに立つクーズー
遠くの水辺に見えるカバとバッファローの大群
遠くの水辺を見るとカバさん増えてた
公園を出る直前に出会ったクーズー
クーズーって地味にかわいいのよね

第5章:帰り道まで気が抜けない

そんなこんなであっという間に帰り道の方向に。

物足りなさも感じつつ公園を後にしました。

公園を出てからの帰り道はもちろん至って普通のコンクリートの道路。

しかし、ここでも動物さんはいます!

帰り道に出会ったヒヒの群れ

ヒヒの群れに出会いました。

「お家に帰るまでが遠足」と言わんばかりに「ホテルに帰るまでがサファリ」です!

最後まで動物さんがいないか目を凝らしましょう。

屋根に座るヒヒ
街に戻っても主感すごいやついた。笑

帰りも宿泊しているキャンプ場まで送ってもらい、終了です。

サファリが初めての人、求めすぎない人におすすめ!

今回のサファリでは公園内を3時間ほど、ツアー全体の所要時間としては3時間半〜4時間ほどでした。

その中でゾウやキリン、ライオン、バッファローなど、メジャーな動物たちに出会うことができました。

しかしデメリットを挙げるとするならば、他国の有名なサファリよりは規模が小さく、見られる動物の種類や数も少ないのかなという印象。

もちろんこの手のアクティビティは毎回が運もかなり大きいので断定はできませんが、3時間という時間を考慮しても、期待しすぎると少し物足りなさを感じてしまう結果になるのかなと思いました。

チョベ国立公園自体はとても広く、動物たちもたくさん生息していますが、3〜4時間だとどうしても行ける場所、追える現象は限られてきます。

そのため、「あの動物を野生で見られた」という感動が大きいサファリが初めての人や、「こういうのが見たい」という強いこだわりのない人には最高に楽しんでもらえるのではないかなと思います。

私たちもここの前にナミビアにてサファリを丸3日してきたこともあって、少し物足りなさを感じてしまう結果ではありました。

しかし、動物さんが大好きなので、もちろん今回のサファリもとても楽しかったですし、ナミビアでは見られなかった動物も見られて満足しています。

約2000円、入場料を含めても4000円ほどでガイド付きサファリに参加できて、メジャーな動物がしっかり見られるなんてお得すぎ!

ナミビアのところもリーズナブルで最高でした。

ボツワナは治安もいい

入国前から「ボツワナってアフリカの中で優等生の国らしいよ」という話を聞いていたのですが、どうしてもアフリカという枠組み上あまり信じてなかったんですよね。笑

ですが、降り立った瞬間の空気も嫌な感じは全くしませんでしたし、町を歩いていても人と接しても本当に平和だなと感じました。

外務省が発表している渡航危険情報でも、現在特に危険はないとの判断が出ています。

もちろん油断は禁物ですし、完全に安全なことはありません。

しかし、アフリカの治安に不安や抵抗がある方にはまず行きやすい国なのではないかなと思います!

おわりに

最後まで読んでくれてありがとうございました。

サファリって基本お高くて、気持ちだけでなく懐事情も伴っていないとなかなか手が出にくいアクティビティな印象もありますが、優しい価格設定でできるエリアも探せばあるのです。

今回私たちが申し込んだツアー会社は「Dreams Safaris」というところ。

Dreams Safarisの外観

とってもリーズナブルな上にスタッフさんも素敵な人たちばかりで、お値段に倣って内容もしょぼくなったり…なんてことも全くなし!

自信を持っておすすめできる会社です。

思いのほか少し長くなってしまったので、ボートサファリについてはまた次回。

興味のある方はぜひ見てやってください。

第2弾、ボートサファリ編はこちら。

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この記事を書いた人

動物をこよなく愛するアラサー女子

大学卒業後、夢だったオーストラリアワーホリへ
現在は夫と世界のどこかでふらふら生きてます
でもやっぱり日本が大好き

自分の心地いいを大切に、
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