【オーストラリアのスマホ通信事情】旅行中は現地SIM?日本SIM?モバイルWi-Fi?

旅行中にネットを使うなら?オーストラリアの通信事情

こんにちは!Rieです。

現代においてスマホはもはや必須アイテム。

旅行においても然りです。

ただ、海外に行くとなればまた話は少しややこしくなりますよね。

そのまま日本の会社のサービスを使うか、現地のSIMを購入するか、それともモバイルWi-Fiを持ち歩くか。

「どれが一番安いの?」「どれが一番自分に向いているの?」「てか、オーストラリアの通信会社ってどんな感じなの?」ということを、長期滞在した身としてまとめてみました。

人によってベストは変わってくると思うので、1つに結論づけて無理にそれをおすすめすることはしません。

なるべく万人の参考になるように書いたので、よかったらかるーく見ていってください!(ただ、ほんの少しだけお値段重視向けかも?)

目次

現地SIMの場合

3大通信会社

オーストラリアの3大通信会社はTelstra(テルストラ)、Optus(オプタス)、Vodafone(ボーダフォン)。

日本のdocomoやauのような大手キャリアです。

No.1はTelstra。

この3つは実店舗を構えており、空港にも店舗があるので、現地到着後すぐにSIMを購入することができます。

肝心のネット環境ですが、オーストラリアのネット環境は普通に◯です。

先進国の中では少し遅れている(速度がちょい遅い)のですが、それでも5Gの普及や新たな基地局の設置など年々改善されており、私が住んでいた最後の年(2024年)には全然気にならない程度に快適に利用できていました。

大手キャリア3つは何が違うの?

これらの一番の違いは「田舎でどれだけ繋がるか」。

都市部では上記3つに大きな違いはありません。

都市部観光のみの方はどの会社を選ぼうとOKです。

お値段やプランなどが各社違ってくるので、好きなものを選んでください。

しかし、田舎になるにつれて繋がる会社、繋がらない会社が出てきます。

まず、日本では懐かしのVodafoneは残念ながら田舎のカバー率が低く、都市部を離れると一番に繋がらなくなります。

次に繋がらなくなるのはOptus、一番最後まで繋がるのはTelstraの回線になります。

ただ、全てのエリアできれいにこうなるわけではなく、Telstraの電波は入るけどOptusの電波は入らないというところもあれば、反対にTelstraの電波は入らないけどOptusの電波は入るというところもあります。

それぞれカバーしているエリアが微妙に違うので、そのような場所も出てくるのですが、基本的にはカバー率が断然高いTelstraがオーストラリア国内で最も繋がる回線になります。

また、今年の1月末からVodafoneがOptusとネットワークの共有契約を結び、Vodafoneがカバーできていない田舎エリアでもOptusの回線を利用できるようになったようです。

田舎にめっぽう弱かったVodafoneですが、これによりネット環境が劇的に改善されました。

これまでは「Telstra>Optus>Vodafone」でしたが、最近ついに「Telstra>Optus≒Vodafone」になりました。

きいろ

お値段もだいたい繋がりやすさに比例して「Telstra>Optus>Vodafone」という感じにゃ

どのような場面で繋がらなくなる?

国土の広いオーストラリアでは手付かずの大自然が広範囲に広がっており、そこにポツポツと都市や小さな町が点在している状態。

この都市の間、自然が広がっているエリアが弱点です。

道路があまり張り巡らされておらず、ひたすらにシンプルな一本道を進むようなエリアです。

町を離れるとだんだん電波が弱くなりそのうち圏外に、そしてまた次の町が近づくと電波が入り始めるといった感じ。

ただ、都市や人口の多い東海岸沿いを走る間は基本ずっと繋がるので、特に心配はしなくても大丈夫かと思います。

西側や北側、内陸部は繋がらないエリアがあるので、そのあたりの自然を広く車で旅する予定の方はぜひTelstra回線を選びましょう。

OptusやVodafoneの使用時と全然違います。

しかし、Telstraでも繋がらない区間は多々あるため、必要であれば下調べは必ず事前に、そしてマップはダウンロードしておくことをおすすめします。

信用し切れるかはちょっと微妙なところですが、一応公式が発表している回線対応エリアのページのリンクを載せておくので、気になる方はチェックしてみてください。

格安SIMもおすすめ

オーストラリアにも日本と同じように格安SIMなるものがたくさんあります。

結構な数があるため、全てを紹介するのは省きますが、私のおすすめはBoost Mobile

格安SIMの中でもメジャーな会社で、安心して利用することができます。

Boost Mobileのいい点はなんといってもTelstra回線を使用していること。

それでもって格安SIMなので、もちろん料金はリーズナブル!

Telstraを契約するよりも安くTelstra回線を使用することができます。

実店舗を持たないため、SIMカードはネットやスーパーなどで購入し、自力で初期操作を行う必要がありますが、

「SIMを購入→スマホに挿入→有効化(activate)→必要な日数分or容量分チャージ」

と、非常にシンプルな手順で簡単に利用することができ、有効化のやり方もきちんとSIMカードの入れ物に書いてくれているため、迷うこともないはずです◎

SIMカード自体もオーストラリアの2大スーパー(WoolworthsとColes)で簡単に手に入るので、そこのハードルもとっても低いです。

もちろん購入時も特別な手続きは必要ありません。

お菓子と一緒にレジでピッてするだけでOK。

タイミングが合えば、セール価格で購入できることもありますよ。

売られているのはSIMカードのみと、SIMカード+データの2種類。(データ量は色々あり)

SIMカードのみのほうは$2で、有効化後に自分で必要な分をチャージする必要があります。

SIMカード+データのほうは予めすでにデータがチャージされており、有効化するだけで使い始めることができます。(料金はデータ容量に応じて違います)

きいろ

現地のSIMを使用する場合は、必ずSIMフリーのスマホを持っていくにゃ

日本SIMの場合

どんな人におすすめ?

日本のSIMを海外でも使用する場合、日頃から日本で使っているものを持っていくことになると思います。

そのメリットは、新たにSIMを手に入れる手間がないことや、何かあっても日本語で問い合わせができること。

デメリットは、追加プランに入らなければならないことが多いため、契約の手間があったり費用が高額になってしまう可能性があったりすることです。

そのため、英語や海外企業に抵抗のある方、現地で新しいSIMを手に入れるのは面倒だなという方は、いつも通りのSIMが安心かつ気分も楽でいいと思います◎

オーストラリアはメジャーな渡航先なので、おそらくどの会社も海外プランの対象地域です。

日本SIMの利用は、お金よりも現地での手間の少なさや安心さをとりたいという方にぴったり。

楽天モバイルかahamoが最強

中でも日本SIMをオーストラリア(海外)で利用する場合は、楽天モバイルかahamoが最強です。

他のものと比較して2つに共通しているメリットは、
基本追加料金なし
面倒な手続きなし
という点。

先ほども言ったように、日本のSIMでデータ通信等を海外でも利用する場合には、追加でプランに加入する必要があるブランドがほとんど。

しかも中々の高額だったりなんだか複雑だったり…

お金も手間も余計にかかってしまいます。

しかし、上記2つの場合はそれらが一切なし。

利用する際にはスマホで「海外データローミング」の設定をONにするだけ。

それだけで楽天は2GB/月まで、ahamoは30GB(15日間/月)まで追加料金なしでそのまま使えます。(データの追加購入も可能)

もともとがお安いブランドなのに、その値段のままで海外でも利用できるんです。

もちろん2つともオーストラリアは対応地域◎

現地SIMの場合、格安のものや短期プラン(目安は1週間ほど)でも$10を切るものはあまりないので、現在どちらかを利用している方はそのまま日本SIMで対応したほうが安く済む可能性が高いです。

1回の海外旅行のためだけに乗り換えるのは現実的ではありませんが、オーストラリアだけでなくときどき海外に行く方にはめっちゃ推したいSIMです。

モバイルWi-Fiの場合

どんな人におすすめ?

こちらも日本にて日本語で手配ができるので、その辺の手軽さや安心さが欲しい方におすすめ。

中でも日本のSIMと違うところは、「複数人で使用する場合にお得」という点。

日本のSIMの場合、契約している1つのスマホでしか利用できない(テザリングした場合を除く)ため、各々が契約するとたった1日だけでトータル数千円もの費用がかかってきてしまいます。

しかし、モバイルWi-Fiは同時に複数台繋げられるものがほとんどなので、1日1000円〜3000円程度をみんなで出し合いシェアをすると、1人あたりの費用を抑えることができます。

デメリットは、スマホだけでなくモバイルWi-Fiの充電も気にしなければならないことと、荷物が増えること。

観光中身軽でいたい方や1〜2人での利用の場合は、現地SIMか(ブランドやプランによっては)日本SIMの利用のほうがおすすめです。

今の時代ほとんどのホテルにWi-Fiがありますし、プライベートなネット利用はホテルだけにして、観光中の調べ物用として代表者1人分のみ、現地のネット環境を購入するというスタイルでもいいかと思います。

ただ、もし日本で日頃から使っているモバイルWi-Fi(海外対応のもの)がある人は、それをそのまま持っていくのも楽でいいかもしれません。

追加手続きは必要なく、海外で電源を入れるだけで自動的に料金が加算されるお手軽なものもありますよ。

おすすめのモバイルWi-Fi

1つ目はWiFiBOXという会社のもの。

料金は、4Gデータ無制限が1日1290円で、1週間(7日間)借りると約9000円です。

それにスタンダードな保証(税込330円/日)をつけた場合は合計11000円ほど。

一番お安いプランだと、500MBを1日590円で利用することができます。

そして、受け取りや返却もとっても簡単。

郵送などではなく、街中や空港に設置されている端末にて手軽に行うことができます。

プランもシステムも非常にシンプルで分かりやすい会社で、複雑なことや面倒なことが嫌な人に特におすすめです。

きいろ

最大接続台数は5台にゃ

2つ目はGlobal Mobile(グローバルモバイル)という会社のもの。

こちらは費用を安く抑えたい人にぴったりです。

通常は4Gデータ無制限が1日1180円なのですが、下記のリンクから飛ぶと1日890円で、1週間借りても6000円あまり。

保険も一番スタンダードなもので1日300円(通常は500円)でつけることができます。

往復送料が無料なほか、空港での受け取りも指定できるためとっても便利。

最大接続台数も10台までと申し分なし。

お安いですが、通信会社は「Optus / Vodafone / Telstra」ときちんと記載があったため、都度問題なく電波環境のいい会社に接続されそうです◎

困ったらマクドナルドに行け

日本のマクドナルドと同じように、オーストラリアのマクドナルドでも無料のWi-Fiが使えます。

観光中にデータ容量が急になくなったとき、もしすぐ近くにマクドナルドがあったら駆け込みましょう。笑

物価通り基本お高いのですが、ソフトクリームやチープなシェイクなど$1程度で買えるものもあります。

マクドナルドのソフトクリーム

これもいい思い出として楽しみつつ、データの追加購入や必要な調べ物等をしてください。笑

ショッピングモールや図書館など、もちろんマクドナルド以外にも色んなところでWi-Fiは飛んでいるので、どこかで拾うことがきっとできると思います。(怪しいフリーWi-Fiには注意!)

まとめ

それぞれおすすめな人はこんな感じ。

【現地SIM】
なるべく安くネットを利用したい人
・長期旅行の人(もちろん短期の人も)
・現地の利用回線を選びたい人
・荷物を少なくしたい人

【日本SIM】
もともと楽天モバイルかahamoを利用している人
・英語に抵抗のある人
・荷物を少なくしたい人
・短期旅行の人

【モバイルWi-Fi】
複数人でネットを利用したい人
・そのまま海外で使えるものを持っている人
・英語に抵抗のある人
・短期旅行の人

料金を重視する場合は、やはり基本的には現地のSIMを購入したほうが安く済むことが多いです。

あとは自分にとってどれが負担の少ない方法か、メリットが多いかで選ぶといいと思います◎

どれも問題なく使えますよ!

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この記事を書いた人

動物をこよなく愛するアラサー女子

大学卒業後、夢だったオーストラリアワーホリへ
海外に行ってみたり大好きな日本でのんびり暮らしたり
現在は夫と世界のどこかでふらふら生きてます

自分の心地いいを大切に、
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