こんにちは!Rieです。
リトルペンギン(フェアリーペンギン、コガタペンギン)といえばフィリップ島のペンギンパレードが有名ですが、他にも彼らが見られるところはたくさんあり、無料のスポットも多数存在しています。
今回はそんな無料スポットの中でも特におすすめな場所を紹介!
なるべく節約したい方、タスマニアに行く方は必見です。
Little Penguin Observation Centre

それがここ、Little Penguin Observation Centreです。
タスマニア島の北部にあるバーニー(Burnie)という町に位置しています。

州都ホバート(Hobart)からは約320km、車で4時間弱の道のりで、島と本土を結ぶフェリーが発着するデボンポート(Devonport)からは約50km、車でおよそ40分ほどで行くことができます。
いずれの町からもバスを乗り継ぎ、公共交通機関だけで訪問することも可能。
しかし、車で行くよりも大幅に時間がかかるため、やはりレンタカーを借りて行くのがおすすめです。
無料の駐車場も完備されており、安心して訪れることができますよ◎
無料なのに充実
タイトルの通り、ここでは無料でリトルペンギンを見ることができます。
そしてそれだけではなく、リトルペンギンに関することや、おうちの中にいるヒナのリアルタイムの映像なんかも展示してくれています。


さらには、指定の時間に集まると、ボランティアによるちょっとしたガイドも聞くことができるのです。
ペンギンの剥製を触ることもできました。

もちろん全て無料。
ありがたすぎます。
なんだかちょっとしたツアーに参加しているようでした。
見て癒やされるだけでなく、学びもある場所です。
全て無料でやってくれていますが、このガイドさんがいるときには寄付ボックスも用意されるので、心ばかりの寄付をしておくと、ここのペンギンちゃんたちを守ることにも繋がるかもしれません。

観察環境もいい
上記の展示エリアからは海岸線に沿うように遊歩道が整備されており、ペンギンちゃんたちの巣も遊歩道の目の前にたくさんあります。
そして、この遊歩道はとてもワイド!
他のスポットでは、早くからキープしておかなければいい場所で見られなかったり、前の人であまりよく見えないということがあったりもするのですが、ここでは人が多くても前列を取り合うことはなく、みんなが最前列で平和に見られる環境でもありました。
ペンギンの巣も遊歩道も横にずーっと広がっているので、人が一箇所に集中する必要がなく、とっても見やすいです。
「少しあっちのほうも見てみよう」と気軽に場所を変えることもできます。
もちろんどこに移動しても見やすい。
ゆったりとした気分でペンギンたちを見ることができます。
遊歩道の道幅も広く平らなので、車椅子の方でも気軽に訪れて楽しめるのではないかなと感じました◎

また、いいのか悪いのか周囲には街灯があるのと、ボランティアの方々が赤いライトで照らしてくれるので、暗くなってからでも十分に見やすかったです。
自分で照らすこともOKなので、個人のライトを持っていくとより自由に見られていいかもしれません。
ペンギンとの距離も近めなため、強いライトでなくとも十分に見ることができました。


ペンギンの数も多い
そして肝心のペンギンちゃん。
彼らがいないことにはどうにもなりません。
そんなメイン要素であるペンギンちゃんの数もここは全く心配いらずです。
ふわふわのヒナたちも、帰ってきた親たちも、たくさんのペンギンちゃんを見ることができますよ。




ただ、海から帰ってくる様子はあまり見られないかもしれません。
我々が主に過ごす遊歩道からは海の様子が見えにくく、また、ビーチからも少し離れているためです。


最初はビーチから来るだろうと思いその方面をよく見ていたのですが、ビーチからは全然ペンギンの気配はなく、それにも関わらず陸にいるペンギンの数は着々と増えていくので、おそらくビーチではない場所(巣のすぐ後ろ側)から直接来ているのかなと思われます。

それでも、ビーチ周辺にもおそらく巣はありますし、わずかながらビーチのほうで海から上陸してくる場面を目撃することもできました。
中には、せっかく波に乗って上陸したのに、また来た波にさらわれて海に逆戻りなんてかわいらしい子もいました。笑
そのため、「ペンギンそのものよりも彼らが海から帰ってくる様子が見たい」という方は、ビーチのほうで張るのもいいかもしれません。
遊歩道はビーチまでずっと続いているので、簡単に歩いて行くことができます。
その場合はおそらくガイドさんはいないので、必要であれば自分でライトを持って行くことをおすすめします。
注意点
静かに過ごす
リトルペンギンちゃんたちは音に敏感です。
彼らのおうちにお邪魔させてもらうので、大きな音は立てず会話もひそひそ声で、静かな環境をキープできるように心がけてあげてください。
うるさいと姿を隠してしまうことにも繋がります。
赤色のライトを使用する
そして、彼らは光にも敏感です。
懐中電灯等の光は刺激が強すぎて、最悪の場合失明してしまうそうです。
そのため、通常の白色ライトやスマホの光で照らすのは絶対にNG。
ライトで照らす際には、彼らに影響がない赤色のライトを使用するようにしましょう。
他の夜行性の動物を観察する際も赤色ライトが役に立つので、動物好きな方や自然系の観光をよくする方は1つ持っておくといいかもしれません。
もしくは、赤色のセロハンを使って一時的に赤色ライトを作成するでもOKです。

この場合、1枚だけだとまだ色が薄かったので、何枚か重ねるとよりいいかなと思います。(我々は4枚重ねしています)
また、同様にフラッシュ撮影も厳禁。
うっかりフラッシュにもならないよう、撮影する前に必ず設定は確認しておきましょう。
行き帰りの道路に注意
ペンギンちゃんは道路や民家のほうにも迷い込むことがあります。
ここはフェンスが広範囲にわたって設置されていたので可能性は低そうですが、帰るときには念のため車の下を確認したり、徐行したりしながら、悲しい事故を起こしてしまわないように気をつけてあげてください。
おわりに

バーニーのペンギンスポットは見やすくて、数もそこそこ見ることができて、無料にも関わらず満足度の高い場所でした。
この素敵な場所がこの先もずっと続いていくといいなと思います。
タスマニアの北部に行く際にはぜひ、このかわいらしい姿を一目見に訪れてみてはいかがでしょうか。


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