こんにちは!Rieです。
ラッキーベイ(Lucky Bay)といえば、世界一美しいとも称される真っ白なビーチと、そしてなにより、そのビーチでカンガルーに出会えることが有名。
もちろん私もその光景を見るべく、わくわくしながらエスペランス(Esperance)まで足を運んできました。
きっと今はおやすみ中

ラッキーベイには昼間に到着。
隣接するキャンプ場に宿泊予定だったので、とりあえずはそこにチェックインし、一段落してからビーチへと向かいました。
しかし、ざっと周りを見渡してもカンガルーがいない…
とても有名なため、てっきり普通に見られる光景だとばかり思っていたのですが、目に映るのはただの美しいビーチでした。
何ですと…
でも今はまだ日中。
カンガルーは夜行性。
これは仕方ない。
うん、いなくても当たり前だ。
我々は宿泊するんだから、今見られなくても問題はない。
と、まずはこのきれいなビーチを楽しむことに。
高いところから全体を見渡したり、水際でちゃぷちゃぷ遊んだり。



しっかりと満喫すること1時間半。
相変わらずカンガルーは現れませんでした。
どこにいるの。
カンガルービーチはまた別の場所なのかと疑うほど、一切の気配も感じられませんでした。
そのため、一旦キャンプ場に戻り、また夕方に戻ってくることに。
本番はこれから
さて、待ちに待った夕方。
これからがカンガルーちゃんたちの時間!
きっとそろそろ姿を見せ始めるはずです。
ドキドキしながらビーチに向かうと…


カモメしかいない…
人が減ったただのきれいなビーチでした。
全然カンガルーがいない!
なんでだ!
なんでこんなに運が悪いんだ。
さすがにこのときは少しショックでした。笑
でもきっとどこかにいるはず。
近くにはいるはず。
もうビーチじゃなくてもいいからとにかくカンガルーに会いたい。
その姿を確認したい。
そう思って付近の草むらを探してみることに。
したものの、やはり姿は見つけられず…
そういえば、今までカンガルーのうんちを見ていない。
ビーチ上ではもちろん、キャンプ場や周りの茂みでも、それらしきものは1つも見かけていないことにここで気がつきました。
野生動物がいると言われているところでは、だいたいはそのうんちがよく転がっているものですが、ここでは動物のうんちが全然見当たりません。
気配がなさすぎた一因はこれかもしれない。
うんちやその他のいた痕跡がなさすぎる。
本当にいるのか…?
あれは昔の話?今はもう見られない?それとも今年がこうなの?いやでもやっぱり我々の運がないだけ?
色々考えましたが、いずれにせよ、そもそもの母体数は少ないのかもしれない。
また、ここにはたまに遊びにくる程度で、基本の生活場はここではないのかもしれない。
そんな考えに至りつつ、どうにか見つけたそれっぽい痕跡は、倒れた草の道でした。

まだまだチャンスはあるはず
初日は残念な結果に終わりましたが、まだ2日目がある!
早起きをして、朝の7時台には再びビーチに繰り出しました。
「ここの子たちは朝ビーチ派なのかもしれない」
そんな淡いポジティブな考えを胸に行くと…

いや、ビーチはきれいなんだけど!
求めてるのはそうじゃないのよ!
こんなに美しいビーチにいながら、そのビーチを見てこんなにもショックを受けるなんてことがあるでしょうか。笑
なんか分からないけど贅沢だとだけは思う。
なんで自分はこんな世界一のビーチに対して不満を抱いているんだろう。
もはや感情が分からない。
我々の期待もワクワクも虚しく、相変わらずの不発でした。
そして、その後もラッキーベイにはお昼前まで滞在しましたが、カンガルーの姿を1頭もみることは叶いませんでした。
悲しい…

代わりにイルカに会えた
2日目の朝。
カンガルーもいないので、ビーチを車で走ったり海に入ったりして遊んでいると、なんとイルカを発見!

5頭のイルカがラッキーベイへと遊びにやって来ました。
慌ててカメラを取り出し撮影するも、なかなかいい写真や動画は撮れずちょっと残念でしたが、肉眼では十分にかわいい姿をみることができたのでよかったです。
特に、ビーチに向かって波の中を5頭横並びで泳いできたのには感動しました。
泳ぐというよりも、波の中に身をおいて波と一緒に迫ってくる感じ。
初めて見た光景。
波の中って泳げるんだ。
波が崩れるときには、素早い方向転換をしながら高速スピードで泳ぎ去っていったのもめっちゃかっこよかった。
イルカさんたちの本気を見た気がしました。
そんなこんなでイルカさんたちは約15分間このビーチで遊んで、また沖のほうへと帰っていったのか、いつの間にか姿が見えなくなっていました。
束の間のイルカタイム。
贅沢な時間でした。

ただ、あっちに行ったりこっちに行ったりするので、常にビーチを走り回ったり水をかき分けて進んだり、時には泳いだり。
終わった後の疲労感がすごかったです。笑
久しぶりにあんなに体力を使いました。
運動の機会を与えてくれてありがとうですね。笑
ビーチがきれいすぎる
残念ながらメインのカンガルーには会えなかったのですが、それでも来てよかったと強く思えるほどの美しいビーチでした。
その感動は最初に車で近くまで来たときから始まります。
走行中にビーチが見えてきたとき、「え、すごい本当に白い!めっちゃ白い!」とまずなるのですが、白すぎてきれいすぎて「待ってこれ本当にビーチ?何か違うやつなのでないの?ビーチどれだろう」と一度冷静に疑ってしまうほど。
ビーチの白も海の青もとても澄んだ色をしており、この上なく美しいです。
その空間だけが本当に異色。
むしろこの遠目に見たときが一番きれいかもしれません。
大都市からは離れている行きにくい場所ですが、これは一見の価値ありの絶景です。

ビーチへ到着した後は、そのまま車で進入することも可能。
昼間にはたくさんの車がビーチに並んでいます。
この美しすぎるビーチを車で走るのもまた最高ですよ。
他のビーチよりもふわふわ感は少なく比較的走りやすかったですが、ビーチ走行をしたい場合は必ず4WD車を用意しましょう。


また、ここのビーチはいわゆる鳴き砂なのか、キュッキュッと音がします。
粒子もとても細かく、濡れた砂の触感は片栗粉のそれに似たものを感じました。
やはり他とは少し違う特別なビーチなのだなと感じることができ、普段海にあまり興味のない方でも楽しめるのではないかなと思います。
見ても楽しい降り立っても楽しい、なとっても素敵なビーチです。
海の中もビーチ近辺は海藻などがほとんどなく、気持ちのいい砂地が広がっています。
その分お魚さんはあまりいませんが、海でよくある「海藻が足に当たって気持ち悪い」だとか、「なんか変な生物がいそうで怖い」だとかそういう不快感がなく、遊泳中も快適に過ごすことができます。
水はなかなかに冷たいですけどね。笑

ちなみに、ラッキーベイ以外にもエスペランスのビーチは同様の傾向があったにゃ
キャンプも可能


ラッキーベイにはキャンプ場があり、この美しいビーチのそばで宿泊することも可能です。
設備はこんな感じ。






設備自体は可もなく不可もなくといった感じで、最低限の設備が備わっており、問題なく使用することができます。
ただ、キッチンやバスルームはそこまで広いというわけではないので、時間帯によっては混雑します。
シャワーの仕組みはいまいち分かりませんが、私たちが浴びたときは水寄りのぬるま湯でした。(夕方に浴びました)
太陽光で温めるシステムにしろ、一定量しかお湯がないにしろ、元々水シャワーにしろ、この手のキャンプ場はいずれにしても夜に浴びると高い確率で水なので、なるべく温かいシャワーを浴びたい人は日中に済ませておくことをおすすめします。
キャンプサイトは十分な広さがあり、お隣さんを気にせず快適に過ごすことができました。
場所によっては海も見えます。


ラッキーベイのキャンプ場はケープ・ル・グランド国立公園内にあるため、政府が管理するサイトより予約をすることができます。
料金(1人あたり)
大人 | $20 |
子ども | $5 |
現地到着後は、自分でキャンプ場内をまわって空いているサイトを確保、そのサイト番号を受付に登録しに行くというスタイルです。
管理人がどこかのサイトに滞在しているので、そこに行き、予約した名前と車を止めたサイト番号を言ってチェックインをしてください。(受付の看板を出してくれているので分かると思います)
そのため、もし車をビーチに持っていく場合には、「このサイトにはすでに人がいるよ」という印になるように、椅子などを置いて離れるようにしましょう。
予約の数はきちんと管理されているので、泊まれるサイトがないということはないはずです◎
夏(12月〜2月)は繁忙期のため、なるべく早めの予約が吉!
この記事を書いている9月現在でもすでに結構埋まっていました。
ただ、キャンセルが出ることもあるので、予約がいっぱいの場合でもまだ可能性はあります。
私たちもオーストラリア一周旅の最中で、直前までラッキーベイの訪問予定日が分からなかったため、なんとなくの目処が立って予約サイトを見たときにはもう空いている日が全くありませんでした。
しかし、その後夫が毎日チェックをし、たまたま1つだけ出たキャンセル枠を取ることができました。
その予約日に合わせて、南オーストラリアが少し駆け足観光になってしまいましたが。笑



予約サイトはこちらにゃ
180日前から予約可能にゃ
国立公園の入場料について
西オーストラリア州の国立公園は入場料がかかります。
ラッキーベイがあるケープ・ル・グランド国立公園の入場料は車1台(12人まで)で$17/日。
国立公園到着時に支払うことができます。
2日以上滞在する場合や、ここ以外にも複数カ所訪れる場合には、国立公園パスの購入がお得です。
国立公園パスには複数の種類がありますが、旅行者にはHoliday Passという種類のチケットが一般的。
これは「指定の期間中ならどこでも何度でも西オーストラリアの国立公園に入れるよ」というパスです。(一部対象外あり)
その日数と料金は以下の通り。
Holiday Pass料金(2025年9月時点)
5日間 | $30 |
14日間 | $50 |
4週間 | $70 |
オンラインで購入するか、もしくは取り扱いのある実店舗での購入も可能です。
国立公園での滞在中は車のダッシュボードなどに提示しておかなければならないので、オンラインで購入後もプリントアウトする必要があります。
そのため、現地在住者以外は実店舗にて購入するほうがいいかもしれません。



取り扱い店はこちらから確認できるにゃ
もしオンラインで購入して自力でプリントアウトしたいという方は、図書館やOfficeworksという店でセルフ印刷ができるので行ってみてください。
おわりに


「世界一美しい」という肩書きに負けない、文字通り本当に美しいビーチでした。
私たちは残念ながらカンガルーさんに出会うことはできませんでしたが、それでも最高の思い出となったとっても素敵な場所です。
実は、こことはまた別のビーチカンガルーが見られる場所でも運に見放されているんですよね。笑
いつか見られる日は来るんでしょうか。
きっとまたリベンジしに行きたいと思います。
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