【カルバリ国立公園】ネイチャーズウィンドウで野生動物と絶景トレッキング

野生動物と絶景の宝庫!カルバリ国立公園のネイチャーズ・ウィンドウ

こんにちは!Rieです。

西オーストラリアを代表する絶景の1つがネイチャーズ・ウィンドウ。

しかし実は、その奥に続くトレッキングコースもまた素敵なんです。

深く考えずに散策しましたが、とてもお気に入りの場所になりました。

目次

カルバリ国立公園(Kalbarri National Park)

カルバリのウェルカム看板

オーストラリア西海岸の真ん中あたりに位置する国立公園。

太古からの大自然が広がっており、西オーストラリアを代表する絶景スポットの1つとなっています。

まずはネイチャーズ・ウィンドウへ

そんなカルバリ国立公園の中で最も有名なのがネイチャーズ・ウィンドウ(Nature’s Window)。

ネイチャーズ・ウィンドウ

その名の通り、自然の中に自然と作られた自然素材のみの窓(のようなもの)があるスポットです。

これが自然にできたなんてとっても不思議。

今回は「朝日が窓から出てくれたらいいな」なんて思い、日の出の時間に向かいましたが、残念ながらめっちゃ横から出てきました。

ネイチャーズ・ウィンドウと朝日と記念撮影

時期が違った。笑

それでもさすがの大自然、この窓自体もオブジェのように美しく、窓から見える景色も壮観で、全てが最高。

ここだけで十分に満足できるのは言うまでもありません。

下を見てみると、カンガルーやヤギさんたちもいました。

お食事中のカンガルー
元気にお食事中

大自然だけでなく動物さんにも会えるなんて、もうパーフェクト!

素晴らしすぎるスポットです。

トレッキング序盤は絶景の宝庫

ネイチャーズ・ウィンドウを堪能した後はいよいよトレッキング。

さらに奥へと進みます。

しばらくすると、このトレッキングコースの看板が見えてきました。

The Loop Trailの案内看板
The Loop Trailというらしい

このポイントからおよそ8km、駐車場からの距離も含めると全長9kmにもなるなかなかのコースです。

序盤は崖の上を歩くエリア、中盤は川に沿って岩場を歩くエリア、終盤は川沿いの砂エリアだそう。

どんな景色が待っているのか、どんな動物に会えるのかとっても楽しみ。

ということでさっそくスタート!

The Loop Trailのスタート地点付近

するといきなり、ヤギさんを発見。

したものの、私たちは崖の上、ヤギさんたちは崖の下と、正反対の場所にいました。

何人かの人が彼らのそばを通っていたので、コース上なのは間違いない。

でもおそらくコースの終盤だと思われるところ。

ここから約8km、絶対に追いつけない。笑

今そこにいる人が羨ましすぎる。

下のトレイルコース上を歩くヤギさんたち
ヤギさん行かないで〜

私たちが会うのは難しいだろうなと思いつつ、なるべく早くそこまで行きたくて、より前のめりな気持ちで先へと進みました。

しかし、少し歩けば絶景、また少し歩けば絶景、ときどき動物、となんとも見どころが満載すぎるコースでなかなか進めないんです。

なんとも嬉しい悲鳴。

序盤は崖の上にいるので、周りの大自然をたくさん見渡せました。

どこを切り取っても絶景。

川にはブラックスワンやカモさんが泳いでいたり、地面には動物の足跡があったり、ヤギさんたちがいたり。

事あるごとにしょっちゅう立ち止まっていたので、最初の2kmくらいは1時間に1kmのペースでしか進めていませんでした。笑

トレイルコース上からの景色①
トレイルコース上からの景色②
絶景を眺める私
無数にあった動物の足あと
カモさん2羽とブラックスワン2羽
ヤギさんファミリー

さすがにこのままでは日が暮れてしまうので、心を鬼にしながら少しペースアップ。

するといつの間にやら下におりてきたみたいで、川のそばに辿り着きました。

コース沿いにある川

ヤギさん意外とたくさんいた

ここからは川に沿って岩場を歩くエリア。

岩場の段差を上ったり下りたり。

崖エリアに引き続き、平坦にスムーズにスッと歩いていけない感じが逆にアスレチック感覚があり楽しいです。

歩く岩場
川をのぞいている私
とりあえずのぞいてみるよね。笑

だいたいはなんてことない歩きやすい道ですが、一部では難易度高めの部分も。

矢印の指し示す先には「いや、どう見ても道ないやん」となるところもありました。笑

どう見てもまともに歩ける道がなかった区間
川に飛び込めってか(矢印は右を指してる)

どうしても濡れたくなかった私は、なんとか岩の間をくぐって突破。

そして、夫は私の真似をしようとしたら、背負っているリュックが大きくてハマっていました。

岩場に挟まる夫
どんまい

後続のカップルは岩に掴まりながら川スレスレのところを歩いてクリア。

突如として現れたゲーム性のあるポイントが、より面白いトレッキングにしてくれました。

まだまだ全然飽きずに歩けそう。

岩肌の感じや地層なんかも美しくて、川沿いエリアも「歩いて楽しい見て楽しい」な散策です。

川沿いの岩場の様子
マーブル模様のような岩の模様
美しい地層

そしてこのエリアでもヤギさんたちをたくさん発見。

複数のグループに会うことができました。

いたのはみんな対岸でしたが、下におりてきた分、序盤よりも近距離で見ることができました。

子ヤギもたくさんいてかわいかったな。

対岸にいたヤギさんファミリー

トレッキング開始直後はヤギさんを見つけ大興奮していましたが、思ったより、というかめっちゃ色んなところで見かけます。

どうやらこのThe Loop Trailでは、あのオーストラリア中どこにでもいるカンガルーよりも何よりも、ヤギさんに出会えるコースなのではないかなと思われます。

そんなかわいい姿に癒やされつつ、着々と歩みを進めていきました。

ブラックスワンもめっちゃいた

ちょうどコースの半分地点あたりに来たとき、複数のブラックスワンを発見!

と思いきや、それだけにとどまらず、大量のスワンたちがプカプカとしていました。

たくさんのブラックスワン
大人も子どもも何十匹と

ブラックスワンの巣窟!

この場所は彼らにとって何か特別なメリットでもあるのでしょうか。

一度にこれだけのブラックスワンを見たのは初めてでした。

ちょうど半分とキリもよく、せっかくなのでここで少し休憩を。

おやつを頬張りながら、勝手にブラックスワンの犬神家ビンゴを楽しんでいました。笑

犬神家ビンゴのリーチ①
おしい…!
犬神家ビンゴのリーチ②
あぁ今度はそっち…!
犬神家ビンゴが揃った瞬間
きた!

彼らにお別れをした後は、だんだんと川から離れて内陸の地に。

後半の道

足場もいつの間にやら岩から砂へと変わり、なかなか歩きやすかったです。

ただ、あまりこれといった見どころはなく、前半のスローペースが嘘のようにスタスタと普通のウォーキングのペースで歩いていました。笑

後半は正直少し面白みのない区間でしたが、お花きれいだなとか、オーストラリアっぽい石見つけた!とか楽しみを探しながら、ここで自然と遅れを巻き返していました。

道中に咲いていた黄色いお花
オーストラリアっぽい石
ちゃんとタスマニアもつけました
途中の木で記念撮影

ヤギさん待っていてくれた

そんなこんなで歩みを進めているうちに、あっという間にゴール付近。

ネイチャーズ・ウィンドウ観光をする人々が崖の上に見えてきました。

これからあの高さまで登らないといけないのだな…

最後の関門です。

なんだか後半の失速感がすごいけど、もうすぐでゴールという嬉しさと、やっぱりヤギさんいないなという悲しみとで複雑な心境でいると、なんと、木陰で休む1頭のヤギさんを発見!

もしやあの最初に見た子か?

いや、でも歩いてどこかに行ってたしそんなわけないよな…

と思いつつ観察。

少しすると奥へと入っていったので、あまり満足に見られず残念に思っていたのですが、仲間のヤギさんを連れてまた我々の前へと姿を見せてくれました。

雄のグループで、黒ヤギさん2頭と白ヤギさん2頭。

これは最初に崖の上から見た子たち!

なんと!

嬉しい!

きっと我々が来るのを待っていてくれたんですね。

「あの子たち来たよ〜」って呼びにいってくれたみたいです。(絶対違う)

ヤギさんたちは崖を登るというので、我々も並走して一緒に崖を登ります。

黒ヤギさんと白ヤギさん

コースの最後に待ち受けるこの崖は、軽い登山のような、普通に登れば少ししんどそうだなという岩の階段なのですが、このときはヤギさんたちで頭がいっぱいだったので、スタスタ登れるし息切れもしない。

ハイペースなヤギさんたちに合わせて少し小走りしながらついていくも、全くしんどさを感じずに、無事に一緒に上まで登ることができました。

カメラ目線の白ヤギさん
途中ヤギさんたちを撮りながら
振り向きカメラ目線をくれた黒ヤギさん
一緒に登ってくれてありがとう

最後になんとも素敵なご褒美。

しんどいことが大嫌い&動物が大好きな私にとって、この体験はとっても助かる&とっても特別なものとなりました。

そして、上まで登るとヤギさんたちはそのまま人間が行けないエリアへ。

人間が行けない岩場へと進むヤギさんたち

お別れを言って、我々も強風に吹かれながら車へと戻りました。

いつの間にか立っているのも少し怖いくらいに風が強くなっていた。笑

アクセス方法

カルバリ国立公園へは公共交通機関では行くことができないので、車を借りて自力で行くか、ツアーに参加するかのどちらかになります。

パースからネイチャーズ・ウィンドウまでは約600km、およそ6時間半の道のりです。

運転が苦でない方なら1日で行くこともできますが(片道)、数日かけて途中の観光スポットに色々と寄り道しながら行くのがやはりおすすめ。

パース〜カルバリ間には魅力的なスポットが多数存在します。

ヤンチャップ国立公園のカンガルー
ヤンチャップ国立公園
ランセリン砂丘
ランセリン砂丘
ピナクルズ
ピナクルズ
ジュリアンベイのアシカ
ジュリアンベイ

野生のアシカと泳げます。

きれいなピンク色のハットラグーン
ハットラグーン(ピンクレイク)
カルバリ国立公園の海側
カルバリの海側

ネイチャーズ・ウィンドウやThe Loop Trailに行くときの駐車場は、Googleマップで「Nature window Parking lot」とピンが立ってあるところです。

そこにナビをセットして向かいましょう。

ちなみに駐車場は無料です◎

そこからは看板や矢印がルートを教えてくれるので、それに従って歩けば到着します。

ネイチャーズ・ウィンドウまでは片道500m。

途中までは道が整備されていますが、最後のほうは自然な岩肌になるので、無理はせずに安全第一で行ってくださいね。

岩場を歩く様子
こんな感じ

奥のトレッキングコースも歩く方は、ネイチャーズ・ウィンドウからさらに奥に歩いていくと「The Loop Trail」の看板に辿り着きます。

このコース上でもところどころにある矢印がルートを教えてくれるので、それに従って歩いて散策しましょう。

注意点

岩が薄いところに乗らない

突如岩が崩れる恐れがあります。

特にネイチャーズ・ウィンドウ周辺は周囲が崖なので、十分に注意が必要です。

乗りたくなる岩場もありますが、危険なため絶対に乗らないようにしましょう。

危険がある場所にはきちんと「乗らないで」の看板も立っています。

定められたところ以外に足を踏み入れないようにして、安全に帰ってきてください。

十分な飲用水を持っていく

トレッキングコースは全長9km、所要時間3〜5時間程度と長いので、お水の携帯は必須!

そして量も十分に!

また、コース上は日陰もほとんどないので、日焼け止めや帽子の着用なども忘れずに。

強風に注意

崖の上側では特に風を受けやすく、周囲への転落の危険もあるので、風が強いときには十分注意しながら慎重に歩きましょう。

厳しそうだなと感じたら最初から行かないという選択もまた大事です。

暑い時期は入場制限あり

夏期(11月〜3月)は気温が高くなるため、午前7時以降にトレイルをスタートすることが禁止されています。

この時期に訪問予定の方は、早起きして早朝に行きましょう。

そして、暑い時期に関わらず、「ちょっとしんどいな」「全部歩くのは厳しいかも」と感じたら、迷わず引き返してくださいね。

道中もときどき看板で「Are you okay?」と確認してくれます。笑

国立公園入場料について

西オーストラリア州の国立公園は入場料の支払いが必須です。

カルバリ国立公園の入場料は車1台(12人まで)$17/日。

チケットはカルバリのビジターセンターか、国立公園の入り口にある機械にて購入することができます。

ビジターセンターはGoogleマップで「Kalbarri Visitor Centre」というピンのところ、入り口の機械は「Kalbarri park entrance」とピンが立ってあることろにあります。

もし2日以上訪問する場合や、ここ以外にも西オーストラリアの国立公園を訪問する場合には、国立公園パスを購入するのがお得でおすすめ。

いわゆる指定期間中どこでも何回でも入り放題のチケットです。(一部対象外あり)

そのパスの種類は複数ありますが、短期旅行者に最適なのはHoliday Passと呼ばれるものです。

料金は以下の通り。

Holiday Pass料金(2025年9月時点)

5日間$30
14日間$50
4週間$70

こちらも車1台分の金額なので、1グループで1枚購入すればOKです。(12人まで)

めっちゃお得!

このパスを購入した場合には、カルバリ国立公園にて別途チケットを購入する必要はありません。

手続き等も必要なく、国立公園パスを車のダッシュボードに提示しておくだけで、スッとそのまま入場して大丈夫です。

購入はビジターセンターかオンラインで。

おわりに

壮大な大自然を散策するのはとても気持ちが良かったです。

景色が素晴らしいことはもちろん、様々な野生動物に出会えてとっても楽しいので、ネイチャーズ・ウィンドウ観光の際にはぜひ奥のトレイルも!

とってもおすすめです。

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この記事を書いた人

動物をこよなく愛するアラサー女子

大学卒業後、夢だったオーストラリアワーホリへ
海外に行ってみたり大好きな日本でのんびり暮らしたり
現在は夫と世界のどこかでふらふら生きてます

自分の心地いいを大切に、
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