チョベ国立公園の格安ボートサファリがお値段以上すぎて最高【ボツワナ・野生動物】

草を頬張るバッファロー

こんにちは!Rieです。

サファリが有名なアフリカでも数少ないボートサファリができる場所、チョベ国立公園。

しかもとってもお安いらしい。

これはやる他ないでしょ!

ということで参戦してきました。

同場所のゲームドライブ(陸地を走る一般的なサファリ)の様子も前回アップしています。

今回はチョベ国立公園第2弾として、ボートサファリの様子をお伝えします。

チョベ国立公園リポート第1弾はこちら。

目次

ボートサファリの概要

料金の相場は現地の直接予約でP200台後半。(ボツワナの通貨P:プラ、現在P1=約10.8円)

複数の会社を調査した中で一番安かったのはP200でした。(2024年当時)

それにプラスして国立公園の入場料P190がかかります。

ツアーはボツワナとナミビアとの国境にあたるチョベ川にて行われる3時間半〜4時間ほどの半日アクティビティ。

ボート上から見られる美しいサンセットが人気で、ゾウが川渡りする様子が見られる場所としても有名です。

きいろ

料金についてもうちょっと詳しく知りたい人は第1弾を見てくれにゃ

ボートサファリの様子

第1章:日本人の◯分前行動は優秀

参加したのはサンセットのボートサファリ。

集合はたしか15時頃で、お迎えはなくボート乗り場まで自分で向かうスタイルでした。

事前にきちんと場所を聞いていてもちゃんとたどり着けるか不安でしたが、細い路地に入る前にスタッフさん(ゲームドライブでガイドをしてくれた方でした)が立っていてくれたので迷わず行くことができました。

迷ってしまう可能性も考慮して早めに出発したら20分前には到着。笑

一番乗りでした。

ボートに乗船して他の参加者を待ちます。

ボートサファリで使用したボート
しっかり一番前の席をゲットしました

今回の参加者は私たちを含めて4組、8人ほどでした。

しかし、最後の1組が全然来ない…

15時を過ぎても全く来ず、結局15分遅れで大量のビールとつまみと共に悪びれもせずのんびり登場。

まじか、こんな人たちのために貴重な動物タイムを犠牲にしたのか…

悲しい…

他の人たちの時間とお金、経験を奪う行為なので、皆さんも決められた時間は守りましょうね!泣

出発したとき

で、ようやく出発。

すーっと優雅に水面を走るのがとっても気持ちいい。

一番前で目の前の景色も開けているのでなお最高です。

まずは何やら手続きがあるらしく、15分ほどボートを走らせたところにある小屋に寄り道。

ゲームドライブ同様、私たちは何もしなくて大丈夫です。

全てガイドさんがやってくれます。

それが終わったらようやく本編開始!

なんやかんやで出発してから30分くらいは経過していました。

早く!動物に会いたい!

第2章:いきなり見られた!あの光景!

まずは鳥さん。

サンショクウミワシ
サンショクウミワシ
セッカの仲間であろう鳥さん
何セッカ?

そしてバッファローやゾウさんの姿もちらほらと見え始めました。

バッファローなど大型動物が現れ始めたとき

ゲームドライブのときよりもさらに近い!

高い草木もなくとっても見やすいです。

体の一部が濡れてツートン模様になっているゾウさんたち
濡れてツートンになったぞうさんズ

ゾウさんの群れをしばらく見ていると、何やら川の方へと移動し始めた…

お、これはもしや…

来るか…!?

川渡りをするゾウさんのアップ

きたー!!!

見られました!ゾウさんの川渡り!

このボートサファリで一番見たかったやつ!

正直ゾウさんはナミビアとボツワナとで飽きるほど見てるのだけど、やっぱりこれは一味違う。

サファリで初めてゾウさんを見つけたときと同じくらい大興奮しました。

ありがとうゾウさん!

川を渡って対岸に辿り着いたゾウさんたち
対岸に辿り着いたゾウさんたち

川を渡ったのは1グループだけでなく、その後もたくさんのゾウさんが渡っていきました。

情報を聞きつけたのか、ゾウさんたちの様子を見て来たのか、いつの間にかボートもたくさん。笑

みんなでゾウさんたちが渡るのを見届けました。

川を渡るゾウさんたち
一生懸命に渡って
川を渡り終えて別の群れに合流しようとするゾウさんたち
先に渡った仲間と合流、と思いきや…
別の群れに怒られて川に戻されるゾウさんたち
完全に別グループだったのか追い返される…笑
たくさんの人に見守られながら川を渡るゾウさん

対岸までまあまあの距離ですが頑張って渡っていました。

すごい。

「これってギリ歩いているのかな?やっぱり泳いでいるのかな?」

「大人のゾウさんであれだけ浸かっているから、少なくとも子ゾウちゃんは泳いでいるよね」

「てか長い鼻便利すぎるでしょ。笑」

なんてことを思いながら眺めていました。

15分の遅れはこのためだったと思いたい。

いや、きっとそうに違いない。

何はともあれ、見られて本当によかった!

泥を撒き散らしながら歩くゾウさんの正面図
渡り終えてからの姿も迫力満点
泥水を浴びるゾウさん
泥水を盛大に浴びていました
白いサギ3羽
美人三姉妹
謎の行動をとる子ゾウ
何してるの?笑
一列になって歩く牛たち
牛飼いさんにも遭遇しました

第3章:これがリアルなパラサイト

ゾウさんが落ち着いたので先へと移動。

次に待っていたのはまたもバッファローでした。

しかし、数が違う!

辺り一面バッファロー。

バッファロー天国だ〜

こんなにたくさんのバッファローを一度に見たのは初めてでした。

どの子を撮ろうかとっても悩むほど。

たくさんのバッファローがいる様子
バッファロー
オスとメスのバッファロー
オスとメスで角が違う(左:メス、右:オス)
母乳を飲む子バッファロー
子バッファローも

中でも個人的一番の見どころは、バッファローにパラサイトする鳥さんたち。

さも当然というように、すんっとバッファローに乗っているのがじわじわとかわいく面白かったです。笑

観察していると、全く鳥さんが寄ってこないバッファローもいれば、すごい数の鳥さんに乗られているバッファローもいて、それがまた面白い。

何の違いがあるんでしょうか。

たくさんにパラサイトされているバッファローが何だか不憫にも見えつつ、鬱陶しそうにも容赦なく寄ってくる鳥さんにどうすることもできない様子が、やっぱり面白かったです。笑

たくさんの鳥が背中に乗っているバッファロー
鳥さんに人気者のバッファロー。笑
顔に鳥が付いているバッファロー
顔はさすがに邪魔そう。笑

と、ここでゾウさんが合流!

ゾウとバッファローのコラボが実現しました。

バッファローが小さく見える…

ゾウとバッファローが同時に会したところ
ゾウとバッファロー

どちらの数も多くて、まさにアフリカの大自然を目の当たりにしているという感じ。

素晴らしい光景でした。

挨拶をしているように見えるゾウさんたち
「よっ!」って感じ?笑
砂浴びをしているゾウさんたち
砂浴び(ピントごめん)
アフリカトキコウ
アフリカトキコウ
アフリカヘビウ
アフリカヘビウ

第4章:犯人は誰?

もう十分だよーってこちらが思うほどに、たっぷりと時間を使いゾウさんやバッファローさんを見せてくれたガイドさん。

あとはカバさんに出会えればもう大満足!

期待を胸に進んだ先には…

ナイルワニ

ワニさん!

厳ついナイルワニです。

そしてすぐ近くには…

傷だらけのカバ

傷だらけのカバさん…

Oh…

カバさんだね…会えたね…

ちょっと、いやだいぶ思ってたのと違うけど、一応会えちゃったね…

でもなぜこんなところで。

沼にはまってしまったんでしょうか。

だけどワニが食べそうにもないし、なぜ傷だらけ?

しかも、こんな状態なのでてっきりお亡くなりになっていると思っていたのですが、一回だけ耳がピクッと動いたのです。

きっと見間違えではないはず。

私は見たはず。

でもにわかには信じがたいこのお姿。

さて事の真相やいかに。

近距離でワニを観察している様子

今冷静に考えるとそうなのですが、現地では「絶対ワニが襲ったじゃん…」と思っていたので、なかなかの近距離でそのワニを見せてくれたのはちょっと怖かったです。笑

エンジンも止めてしっかりがっつり見せてくれたので、一番前に乗っているものとしては緊張感ありの長く感じた時間でした。笑

ワニの横顔
歯のゴツゴツ感も恐ろしい

その後は小物ちゃんたちにこんにちはする穏やかな時間が流れました。

ナイルオオトカゲ
ナイルオオトカゲ
ルリボシタテハモドキ
ルリボシタテハモドキ
ミズベイシチドリ
ミズベイシチドリ

だいぶ日も暮れてきて、ツアーもいよいよ大詰め!

第5章:ガチ勢には敵わない

何やら複数のボートが集まっているところを発見。

何かいるのか?と向かうとゾウさん!

夕日とのコラボレーションが美しいシーンでした。

「夕日×ゾウ」が撮れるとあって、撮影特化ボート(下写真参照)はベスポジをずっとキープしていました。

撮影に特化したボート
席が横向きで一人ひとりにカメラの台まで付いてる

出遅れた我々は残念ながら、ゾウさんではなくボートを撮っているのかな?という位置に。笑

いい写真は撮れませんでしたが、とっても美しく、感動的な光景でした。

夕日に照らされるゾウさんたち
夕日に照らされるゾウさんもいい感じ
夕日に照らされるぞうのアップ
夕日に照らされるゾウの正面顔アップ
夕日とゾウさんたち
美しいサンセットでした

サンセットを見届け、またボートを走らせます。

日が落ちてしまったので、「もう帰るのかな〜、カバさん見れてないよ〜」と思っていたら…

水から目を覗かせるカバ3頭

ワニ族ならぬ、カバ族を発見!

カバさん〜!

水の中に入っているのが見られてなお嬉しい。

最後の最後に、このボートサファリでの目的を全て達成することができました。

欲を言えばもうちょっと明るい時間に会いたかったのと、できることなら大きなお口を開けたところを見てみたかった!

けど、いつかどこかでまた会えるのを楽しみにしておこうと思います。

草を食べているカバ
何見てるの?
アフリカヘラサギとカバ
アフリカヘラサギとカバ
陸地にいるカバと水の中にいるカバ
水に浸かるの気持ちよさそう

ふと横に目を向けると、またワニさんがいました。

口を開けているワニ
こっちはお口開けてる。笑
ワニとカバと鳥が居合わせている様子
本当にこの構図は大丈夫なんでしょうか

第6章:新参者は突然に

カバさんたちともお別れして、さすがに後はもう帰るだけ。

サンセット後の焼けたお空がとっても美しかったです。

サンセット後の焼けた色が綺麗だった空

帰るまでのしばしのクルーズを楽しみました。

一応動物さんがいないかキョロキョロ探していると、中洲に鹿っぽい集団を発見。

「インパラかな?こんなところにも来れるの?」と思いきや、

ウォーターバック

え、誰。

いや、誰?

初めましての方たちでした。笑

陸地の高さや草の関係で見えにくいところが多かった上、だいぶ暗くなってきていてボートも止まらずに通過したのであまりよくは見えなかったのですが、後で調べてみるとウォーターバックという子でした。

アンテロープの一種だそうです。

ずっとここにいましたよ〜と言わんばかりにむしゃむしゃお食事をする群れが広範囲に。

めっちゃいるじゃねえか。

今まで一頭も会わなかったのに。笑

どこから来た?

今までどこにいた?

え、ていうか泳げるの?

ここって中洲だよね?どうやって来た?

どこか陸地が繋がっているのか?

思わぬ初めましての子に、嬉しさよりも驚きと疑問の方が勝ってしまった。笑

けれどこれで本当の本当に最後。

またしばしの間ボートに揺られて、無事に元のボート乗り場まで帰って来ました。

ボートを降りたら各々現地解散です。

18時半〜19時の間くらいだったと思います。

ボートサファリはみんなにおすすめ

そもそもが珍しいアクティビティであるし、ゾウの川渡りが見たい、カバも近くで見られるかも、と楽しみにしていたボートサファリ。

その反面、川で見られる動物は限られているだろうし、3〜4時間ほどのサファリだし、ということで正直そこまで強い期待はしていなかったボートサファリ。

結果、控えめに言って最高なイベントとなりました。

動物と同じ目線になれるし、視界を遮るものもないしで、より動物が近く感じられたり、1枚の壮大な絵を見ているような迫力を感じられたりと、とても感動的な体験ができます。

見たことある動物でも、見飽きている動物でも、ボートから見る光景はまた違ったものでした。

ボートサファリはみんなにおすすめしたい最高のアクティビティです!

いい会社だったDreams Safaris

今回私たちはゲームドライブ同様、ネット検索+現地聞き込みをした中で最安だった「Dreams Safaris」という会社でボートサファリを行いました。

ガイドをしてくれた女性の方は、それぞれの動物に十分な時間をとってじっくりと見せてくれて(じっくり過ぎたくらい。笑)、おかげで満足度の高いサファリとなりました。

彼女はサファリが始まる前、参加者が集まるまでの空き時間には、動物に関する本を手に勉強をしていました。

ちらっと見た本にはたくさんの書き込みがしてあり、ガイドとしてのプロフェッショナルさとその熱心な姿勢に、驚くと同時に尊敬の気持ちも持ちました。(隙間時間にまで勉強をしているガイドを見たことがなかったので、シンプルにまずは驚いたのです)

一方で、チップを渡すと「やったー!』と素直に喜ぶかわいらしさも。

彼女にはこれからも元気に頑張ってもらいたいなと心から応援したくなる、そんな素敵な女性でした。

たくさんの動物に出会えて大迫力の光景を見られて大満足のサファリができた上、相変わらずスタッフさんもいい方ばかり!

第1弾の記事にて、この会社について「お値段に倣って内容がしょぼくなるなんてこともない」と書きましたが、むしろお値段以上すぎる、最安とは思えない素晴らしい会社だなと改めて強く感じました。

カサネに再訪した際にはぜひまたお世話になりたい…!

おわりに

本当になんでこんな体験がこんなにも破格の安さでできるのでしょうか。

チョベ国立公園でサファリを運営する皆さん、太っ腹すぎません?

また行きたい、周りにも勧めたい、そんな体験ができてとっても嬉しいです。

素敵な思い出がまた一つ増えました。

皆さんもぜひ、この珍しくも美しいボートクルーズを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

動物をこよなく愛するアラサー女子

大学卒業後、夢だったオーストラリアワーホリへ
現在は夫と世界のどこかでふらふら生きてます
でもやっぱり日本が大好き

自分の心地いいを大切に、
旅の愛用品や旅行情報を発信中!

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