日本国内超貴重!ウォンバットに会える茶臼山動物園

日本国内希少なウォンバットがここに!長野市茶臼山動物園

こんにちは!Rieです。

オーストラリアの人気動物ウォンバット。

現地の動物園ではたくさん飼育されている彼らですが、日本国内では現在2か所でしか見ることができません。

彼らに会うべく、そのうちの1つ、茶臼山動物園に行ってきました。

久しぶりに会うあの姿に癒やされまくり!

目次

ウォンバットのウォレスくん

ウォンバットのウォレスくん

現在茶臼山動物園で暮らしているのは、ウォレスくんというヒメウォンバット(Common Wombat)の男の子です。

今年9月に誕生日を迎えたようで、なんと御年29歳。

私と同い年!(いらん情報)

人間の年齢に換算すると、100歳近い高齢な子だそうです。

すごい。

一緒に暮らしていた同じくヒメウォンバットのモモコちゃんが2024年1月に亡くなり、今はウォレスくん1頭のみがここで飼育されています。

ウォンバットがいるもう1つの動物園、五月山動物園では現在施設の改修工事を行っており、その間ウォンバットの展示は行っていないそう。

よって2025年10月現在、日本国内で会うことができるウォンバットはウォレスくんだけ!

ウォレスくん観察は夕方がおすすめ

ウォンバットは夜行性。

日中はスヤスヤタイムです。

加えて、早朝よりも夕方のほうがより活発な動物でもあります。

ウォレスくんも現地の案内に「15時半頃から起きて活動することが多いよ〜」と書いてありました。

ウォンバット舎入り口
ウォンバット舎入り口

それでも我々はわずかな期待を持って、入園早々ウォンバットエリアに直行。

しかし、ウォレスくんはやはり眠っていました。

なんなら奥まった空間の隅っこで寝ていたようで、その寝姿すらも全く見えない状況でした。

その後も定期的に覗きに行っていましたが、ひたすらにスヤスヤしており、一向に起きる気配はなし。

ただ、寝る場所が徐々に移動しており、「何も見えない」→「お尻だけ見えた」→「全身見えた」と、だんだん見える面積が増えていきました。笑

眠っているウォレスくん
最終的には寝顔もしっかり

そして5度目の訪問時、ちょうどウォレスくんが目を覚ました!

これが15:35頃。

体内時計正確すぎるでしょウォレスくん。

見事に案内通りでした。

活動するウォレスくんを見たい方は、ぜひ15時半以降を目安に訪れてみるといいでしょう◎

起きて行動開始したウォレスくん
行動開始〜
お外へ出かけるウォレスくん
とりあえずお外出るよ

マイペースな姿がかわいい

お外に出てからしばらくは、エリアの隅っこで草をもしゃもしゃ。

ウォレスくん、隅っこが好きなのでしょうか。

ファンサービスという言葉を知らないウォレスくん、たまらなく愛おしいです。

隅っこで草を頬張るウォレスくん

しかし、それに満足すると今度はぐんぐん歩き、ついに我々の見やすいところまで来てくれました。

お庭は坂になっており、「高齢のウォレスくんしんどくないかな、大丈夫かな」と思っていたのですが、そんなことは全く感じさせない力強い歩み。

まだまだ元気いっぱいです。

それでも動きはどこかのんびりとしていて、このまま穏やかにのんびりと長生きしてほしいなと感じさせてくれるウォレスくんです。

よく見えるところに来てくれたウォレスくん
カモン、ウォレスくん!

すぐそばまで来てくれて、そんなウォレスくんのかわいい姿をしっかりと拝むことに成功!

ただ、フェンスには板が張られていたり(おそらくおさわり防止かな?)、ところどころガラスが汚れていたりで、ウォレスくんと同じ目線になっての観察はなかなか難しかったです。

フェンスに囲まれるウォレスくん
ガラス越しのウォレスくん

草を食べたり、うろうろ徘徊したり、穴に入ってみたり。

ウォレスくんは約30分ほどお庭を満喫し、お家へと帰っていきました。

おうちへ帰るウォレスくん
帰るよ〜

と思ったのですが、またすぐに出てきて、なぜかその出入り口付近でひたすらにじっとするウォレスくん。

きれいに立つウォレスくん
爪がすごい

そしてそれからは閉園までずっとここで過ごしていました。

後ろ足でかきかきするウォレスくん
かきかき
カメラ目線のウォレスくん
この人ずっと見てくるんだけど

一体何を考えてどういう気持ちでいたのでしょうか。

全く読めません。笑

終始ただただマイペースで、そんなところがとてつもなくかわいいウォレスくんでした。

ウォンバット舎室内の様子
ウォンバット小屋の中にはこれまでいたウォンバットたちのこともたくさん展示されていました

レッサーパンダも最高にかわいい

実は、茶臼山動物園はレッサーパンダの飼育数が日本一なのだそう。

ウォンバットと並ぶくらい、レッサーパンダも有名な動物園です。

レッサーパンダの相関図2025
なかなか複雑な相関図がありました

その日に展示されている子たちとその場所は、建物入り口に一覧で見られます。

今日出勤している子たち一覧
約半数がご出勤

そして展示施設また、とってもいい感じでした。

この日エイサクくんがいたエリアはなんと柵フリー!

ガラスもなし!

しゃがんでいても小さな子どもでも、何のフィルターも障害物もなくレッサーパンダちゃんを見ることができます。

視界がクリアで広々としていて、とっても気持ちよく、また、存分にレッサーパンダを見ることができました。

レッサーパンダの森の柵なしエリア
レッサーパンダの森(エイサクくんエリア)
ぬいぐるみみたいなエイサクくん
ふわっふわでぬいぐるみすぎる
うろうろするエイサクくん
基本ずっとぐるぐる周回してた。笑

室内のほうでは彼らをより近くで見ることができるのが魅力的。

手を伸ばせば届きそうな距離感です。

ふわふわで愛くるしいお顔を近距離でまじまじと…

にやけが止まりません。

レッサーパンダのおうち
レッサーパンダのおうち
ぐでんとするアンコちゃん
首をかしげるアンコちゃん

レッサーパンダファンの方もきっと大満足できるはずです。

飼育数だけでなく、展示方法もしっかりと考えられているレッサーパンダちゃんでした。

他にもかわいい動物がたくさん!

挙げるとキリがないので、泣く泣くカットしている子たちがたくさんいるのですが、今回紹介したウォンバットやレッサーパンダ以外にもかわいい子たちがたくさんいます。

茶臼山動物園には約70種類の動物さんたちが暮らしており、大型の動物に小型の動物、肉食さんに草食さん、遠い国の子から身近な子まで、いろんな動物さんに出会えます。

ちらほら赤ちゃんも生まれているようで、タイミングが合えばその姿を一目見ることもできるかもしれません。

ライオン
ライオン
コツメカワウソ
コツメカワウソ
オシドリ
オシドリ
ホンドタヌキ
ホンドタヌキ
シロオリックスの赤ちゃん
シロオリックスの赤ちゃん
ニホンカモシカの赤ちゃん
ニホンカモシカの赤ちゃん
ニホンザルの親子
ニホンザルの親子

今回の訪問時にはまだまだ小さい子猿がたくさんおり、彼らの行動一つひとつがとてつもなくかわいくてハマってしまいました。

中には水飲み場で盛大に滑って、べちゃっと池に思いっきり全身ダイブするドジな子も。笑

茶臼山動物園の魅力

①希少動物がたくさん

日本では数少ないウォンバットがいたり、絶滅危惧種であるレッサーパンダの飼育頭数が国内No.1だったり、野生では絶滅してしまったシロオリックスを飼育していたり、小規模動物園ながら飼育動物の顔ぶれがなかなかすごい。

しっかり個性のある動物園です。

シロオリックス
シロオリックス

ちなみに園内には、茶臼山動物園で飼育されている動物の中で、レッドリストに載っている子たちの一覧もありました。

茶臼山動物園にいる希少動物一覧

②背景が素敵

檻やガラス越しに見る動物さんも多いのですが、何の隔たりもなく見られる動物さんもまたたくさんいます。

そして、中にはロケーションがいい子たちも。

抜群の景色のところにいるライオン
言わずもがなの抜群の景色(ライオンさんはガラス越し)
背景が美しいキリン
木々と後ろの山々の感じが素敵
高い木に登ったレッサーパンダ
高い木に登ったときの自然味は圧巻(引きの写真は撮り損ねました)
緑に囲まれたアジアゾウ
まるで大自然の中にいるような画

茶臼山動物園の立地や環境が生かされた園内で、肉眼で見ても、写真を撮っても、どちらも素敵!

③のんびりと過ごせる

何でもない平日に訪れると、園内は非常に空いていました。

ポツポツとしか人を見かけず、周辺に誰もいないなんてこともよくありました。

入園料600円で経営大丈夫かな?と心配になるほど。

しかし、そんな環境は入園者にとってはむしろ嬉しかったり。

周囲の雑音がなく、変に気を遣うこともなく、ただただ自分の好きなペースで自分の好きなように動物さんを見て回れます。

休日やイベント時にはもっと賑わうかと思いますが、穏やかに動物園を楽しみたい方には茶臼山動物園はとってもおすすめです。

広さや動物の数もほどよいので、焦らずのんびりゆったりと過ごせますよ。

④展示が面白い

飼育員さん手作りのライオン紹介

飼育員さん手作りのかわいらしいものがあったり、しっかりと学びになるものがあったり、とても見応えのある展示がたくさんありました。

周囲の自然に赤外線カメラを仕掛け、そこで撮れた動物たちを紹介してくれるコーナでは、まさかのどこかの飼い犬の登場や、人まで展示していたのには笑いました。笑

赤外線カメラ撮影されたヒトとイヌ

トイレの中にもいくつか動物たちのかわいい写真が貼ってあり、思わぬところで癒やされたりも。

ただ、出てから夫に「トイレにも色々写真があってかわいかったね〜」と言ったら、「え、男子トイレそんなのなかったんだけど…」と嫉妬されました。笑

駐車場は北口と南口どちらがおすすめ?

駐車場の場所は、

・どの動物をよく見たいか
・上り坂を歩くのは行きと帰りのどちらがいいか

これらを軸に考えて決めるのがいいかなと思います。

茶臼山動物園の全体マップはこちら。

茶臼山動物園のマップ
この時代に紙で用意してくれているのもありがたい

この地図で右側が北口、左側が南口になります。

そして、北口のほうが標高が低く、南口のほうが高いところにあり、園内もおおよそこのように坂道や階段があります。

よって、ゲートから順番にぐるっと見回ることを想定した場合、前半に楽をしたい人は南口に、後半に楽をしたい人は北口に車を止めるのがおすすめ。

ただ、北口駐車場からゲートまではそこそこ距離と高低差があるので、それが嫌な方はぜひ南口へ。

茶臼山動物園南口
南口にはこの看板もあります

もしくはモノレールを利用しましょう。(片道100円)

モノレールからは素敵な景色も見られるようなので、アトラクションとしてあえて利用するのも◎

ちなみに、街のほうから訪れる場合は、北口のほうが近いです。

動物を考慮する場合は、たくさん見たい子により近いほうを選ぶといいと思います。

そうすると、入園後すぐに会いに行きやすいほか、閉園間際まで見ていることもできますよ。

特に坂の多い茶臼山動物園では行ったり来たりするのが少し大変にもなるので、その辺を考えるとより楽しい滞在に!

レッサーパンダが大好きな方は北口に、元気に活動するウォンバットやライオンを見たい方は南口を利用するのがおすすめです。

きいろ

どちらの駐車場も無料で利用できるにゃ

おわりに

今回は工事中でトラさんに会えなかったのだけが残念でしたが、一番のお目当てであるウォンバットちゃんにしっかり出会えて、他にもたくさんかわいい子たちを見ることができて大満足!

リーズナブルで魅力たくさんな茶臼山動物園、とってもおすすめです。

ウォンバット大好きな方は必見、そうでない方もぜひ!

【長野市茶臼山動物園】
・営業時間:9:30〜16:30 (3/1〜11/30)、10:00〜16:00 (12/1〜2/29)
・休園日:12/1〜2/29の毎週月曜日(休日の場合はその翌日)、12/29〜12/31
・料金:大人600円、小中学生100円
・電話番号:026-293-5167 (受付時間 8:30〜17:15)
・公式HP:https://chausuyama.com

野生のウォンバットに会いたい方はぜひタスマニアへ。

こちらでもたくさん見られます。

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この記事を書いた人

動物をこよなく愛するアラサー女子

大学卒業後、夢だったオーストラリアワーホリへ
海外に行ってみたり大好きな日本でのんびり暮らしたり
現在は夫と世界のどこかでふらふら生きてます

自分の心地いいを大切に、
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