南米コロンビアで野生のカピバラに100%会える場所【コロンビア・野生動物】

カピバラ親子

こんにちは!Rieです。

野生のカピバラに会いたーい!

でも、生息しているのはアマゾン川流域を中心とする南米エリア。

…日本からだとなかなか行きにくい。

時間もお金もかかるので簡単に行けるような場所ではありません。

だからこそ行くからには絶対に会いたい…!

ですよね!

そんな方にぴったりの場所がコロンビアにあります。

きいろ

情報は2024年時点のもの、料金の単位はコロンビアペソにゃ

目次

La Aurora保護区

La Aurora保護区の全体図
青丸はジャガー用定点カメラの場所

今回私たちが訪れたのがLa Auroraという自然保護区になっている地域です。

コロンビアの東部に位置するこの保護区には、絶滅危惧種に指定されているオオアリクイや準絶滅危惧種のジャガー、カピバラ、ホエザル、様々な種類の野鳥など、たくさんの動物が生息しています。

この地で代々農場を経営する一家が観光サファリも行っています。

アクティビティとその料金

今回乗ったサファリカー
料金(1人あたり)
1日サファリ$320,000
半日サファリ(通常、サンライズ)$160,000
ボートサファリ$160,000
乗馬体験$160,000
ウォーキング(デイ、ナイト)$160,000

1日サファリが$320,000、他は半日のアクティビティで$160,000です。

分かりやすいですね。

7歳以上は100%の料金がかかります。

もし1人でサファリをする場合、2人分の料金を支払う必要があります。(他にシェアする人がいた場合は1人分のみ)

宿は?

アクティビティの拠点となるところに宿(Hotel Juan Solito)も設けられていて、基本的にはそこで寝泊まりしながら様々なアクティビティを楽しむという形になります。

料金(1人あたり/泊)
シングルルーム$225,000
ダブルルーム$180,000
トリプルルーム$135,000
クアッドルーム$135,000
ハンモック$85,500
キャンプ$58,500

上記は大人の料金で、子ども(5〜12歳)はこれの半額です。

部屋にWi-Fiはありませんが、ご飯を食べるエリアで使うことができます。

スターリンクのもので、使い心地など何も問題はありませんでした。

ダブルルームの客室
ダブルルーム
客室内にある専用バスルーム
専用バスルーム
部屋の外にある共用エリア
共用エリア
食事をとるスペース
お食事スペース

そこまでの交通手段は?

残念ながら公共交通機関は通っていません。

自分の車で行くか、送迎をお願いすることになります。

ヨパル(Yopal)もしくはパス・デ・アリポロ(Paz de Ariporo)という町までお迎えに来てくれます。

料金(片道)
Yopal ー La Aurora$600,000
Paz de Ariporo ー La Aurora$450,000

行きと帰りとで違う場所を指定することも可能です。

車1台分の値段なので、1人で乗っても2人で乗っても料金は同じ。

使用車は一般的な4WD車でした。

値段だけ見ると少しお高めなのですが、後半はでこぼこした未舗装道路が続くので、運転に慣れている現地スタッフに送迎をお願いするほうが安心だと思います。

ちなみに私たちは首都ボゴタから飛行機でヨパルに移動し、ヨパル空港に送迎をお願いしたのですが、空港に着いてみるとWi-Fiがなく運転手と連絡が取れなかったため、あらかじめ連絡が取れなくなることを伝えておくか、事前に現地のスマホデータを購入しておくことをおすすめします。

それでも予約の時点で日本人であることは伝えていたので、運転手さんの方からアジア人である私たちを見つけて声を掛けてくれました。

小さな空港で、運転手さんも施設の名前が入ったアイテムを身につけていたため、万が一連絡手段を断たれてもなんとか合流はできそうです。

名前の書いたボードを持って立っていてくれたら一番助かるのですが。笑

その他料金

現地ガイドさんは基本的に母国語であるスペイン語のみの対応です。

英語を希望する場合はバイリンガルガイドを一日$400,000でお願いできます。

また、自炊はできないようで、食事は滞在日数分を宿にお願いしなければなりません。

大人1人あたり1日$160,380(税込)です。

2泊3日なら2日分という計算方法です。

私たちが実際に行ったプランと料金

2人で2泊3日、ヨパルとの往復送迎、アクティビティは1日サファリと半日サファリ、デイウォーキングを申し込みました。

ダブルルーム 2泊$720,000
食事 2日分$641,520
Yopal ー La Aurora 往復送迎$1,200,000
1日サファリ$640,000
半日サファリ$320,000
デイウォーキング$320,000
合計$3,841,520

支払い方法は現地で現金払いor事前にオンラインで支払うかですが、オンライン支払いの場合、手数料として3.66%が追加でかかってきます。

私たちもカード払いを希望したので、手数料を合わせて合計$3,982,000の支払いとなりました。

日本円にして約14万円、1人約7万円の旅です。

スケジュール

1日目

7:00 ヨパル空港着

11:00 Hotel Juan Solito着

12:30 昼食

〜自由時間〜

15:00 デイウォーキング開始

18:00 デイウォーキング終了

19:00 夕食

2日目

7:30 朝食

8:30 1日サファリ開始

12:00 昼食&休憩

15:00 サファリ再開

17:30 サファリ終了

19:00 夕食

3日目

5:00 半日サファリ開始

7:30 半日サファリ終了

8:00 朝食

〜自由時間〜

10:30 Hotel Juan Solito出発

14:30 ヨパル空港着

17:00 ヨパル空港発

だいたいの時間ですが、こんな感じの旅程でした。

アクティビティの時間は、時期やそのときの状況などによって適宜変わると思います。

実際の旅の様子は夫運営のこちらのブログで紹介されているので、興味のある方はぜひ見てみてください。

私もいつかここの旅行記を書こうと思っているので、そのときはぜひ読んでもらえたら嬉しいですー!

だいぶ内容は被りそうですけどね。笑

肝心のカピバラはどうなのよ?本当に100%?

パンフレット記載の100%見られる動物

ヨパル空港に着いた途端、お土産ショップでカピバラグッズを大量に扱っているし、カピバラ観光と思われるパンフレットが並んでいるし、カピバラを推しているエリアなのが一瞬で分かりました。

問い合わせの段階で送られてきたパンフレットに「サファリでカピバラを見られる確率は100%。それも大量に!」と書かれてあったけど、さすがに野生動物が相手なので、会えないこともあり得なくはないんじゃない?と思っていたのですが…

カピバラは本当に100%でした。

これは出会わないのは逆に不可能ですね。笑

広範囲にかけて大量にいました。

走れども走れどもカピバラ。

もうカピバラ天国です。

カピバラ大好き人間にはたまらない空間だと思います。

広い草原にカピバラがいっぱい
親1匹子2匹の親子カピバラ
かわいらしい子カピも

この施設の魅力

①人がいい

なんだかんだ一番大切なのってこれ。

どんな状況でも人次第で楽しくも気分悪くもなりますよね。

ここの施設はガイドさん、ドライバーさん、部屋のお世話をしてくれる方、ご飯を作ってくれるおばちゃん、他のスタッフさんも…全ての方がとってもいい人!

スペイン語ができない私たちですが、みんな笑顔であたたかく迎えてくれました。

滞在中宿周辺で何か生物を見つけると教えてくれたり、サファリ中も私たちがカメラを構えるとすぐに気づいて止まってくれたり、宿に戻ると声をかけてくれて自家製レモネードを出してくれたり。

常に心配りをしてくれるとても優しい方たちです。

それにもかかわらず、海外にありがちなチップを要求してきたりも全くありません。

ガイドさんもアクティビティを終えて宿に戻ってくるとそのまま普通にいなくなって、もらう気も全くないようでした。

チップのために何かするとかではなく、本当に心から親切な人たちなんだなと思います。

でもだからこそ、この素敵な人たちにお礼の気持ちを伝えたいと思って、最終日宿を出るときにお世話になった人たちに少しばかりのチップを渡しました。(そのとき会えなかった方ごめんなさい。笑)

お食事処にチップ用BOXはあったので、そちらに入れるのもいいかもしれません。

渡すと丁寧にお礼を言ってくれたり、お別れの言葉をかけてくれたり、これこそ本当にチップを渡すべき人たちだよな…これがチップの本当の意味だよな…と、この海外旅で疲弊した心が救われた気持ちになりました。

あまりチップ文化を快く思えない私ですが、初めて気持ちよくチップを渡すことができました。

そして出発するときも笑顔で手を振ってお別れ。

最後まであたたかい気持ちにさせてくれるスタッフさんたちです。

②ご飯が美味しい

ある日の朝食

ご飯が本当に美味しい!

毎食たくさんの品数と量を振る舞ってくれました。

メニューも毎回違います。

自炊するよりもはるかに高くつくので、正直貧乏旅をしている私たちにとっては痛い出費だったのですが、毎回とっても美味しいご飯でお腹がいっぱいになって幸せでした。

ただ、パクチーが使われていることも度々あったので、どうしても苦手な方は事前に伝えておくといいかもしれません。

アレルギーの有無は予約の段階で聞いてくれます。

③柔軟な対応をしてくれる

私たちは下記のようにアクティビティを行ったのですが、

1日目:デイウォーキング
2日目:1日サファリ
3日目:半日サファリ

1日目と2日目のいずれでもオオアリクイに出会うことができませんでした。

そこで2日目の夜にガイドさんから「君たちはまだオオアリクイに出会えていないから、3日目はオオアリクイを探しに行こうかと思うんだけどどうかな?」と提案がありました。

2日目と3日目は時間の長さが違うだけで一応同じジープサファリなので、多少変化をもたせようともてっきり同じ区域内をまわるのかなと思っていたのですが、日頃サファリをするような草原エリアではなく、普段車が通るいわゆる道路を走ってその姿を探すことになりました。

おそらく見られる確率がより高いのだと思います。

途中どこかからバイクで帰ってきた施設のスタッフさんに「オオアリクイいた?」とか聞きながら。

私たちも草原エリアは思う存分楽しめたし、オオアリクイをどうにか一目見たかったので、この提案はとてもありがたかったです。

このように状況に合わせてその日のプランを考えてくれるのは大きな利点だと思いました。

それでも結局会えなかったのはめっちゃ悔しいけど。笑

初日にも、もともとはデイウォーキングを予約していたものの、「歩くかボートで回るかどっちがいい?歩きだとこんな感じ、ボートだとこんな感じかな」と説明を交えて選択肢を提示してくれました。

今からボートにするなんてこともありなのか…!と最初から驚かされたのをよく覚えています。(もちろん予約状況などにより常にこうではないと思います)

こういったこと以外の小さなことでもいつもこちらの意向を聞いてくれていました。

「遠くの方にあの鳥がいるけどそこまで行く?それともこのまま進む?」
「こっちの道とこっちの道どっちがいい?」
「もう少し先まで歩くかもう戻るかどっちにする?」
「この周辺も少し歩いてみる?」

などなど、お決まりのルートは通りつつもこちらの気分や気持ちを大切にしてくれました。

また、ジャガーが見られるかもしれないこの保護区ですが、このホテルからジャガー生息エリアは少し離れているようで、乾季には「ジャガー見たいからすっ飛ばして行く班(ジャガー専念班)」と「全体的に楽しみたい班」に分かれて、自分が望むスタイルのサファリができるようです。(私たちの訪問時はまだ雨季で、水辺が多いそのエリアに行くことはできませんでした)

今回は雨季で人が少なかったのもあるのか、サファリカーは私たちの貸し切りだったので、より私たちに合わせたプランニングになったのかもしれませんが、サファリカー自体大きいものではない(運転席合わせて5〜6人乗りくらい)ので、個人の意見は反映してもらいやすいと思います。

とにかくカピバラ!カピバラ一本でいきたいんや!という方はガイドさんにその意向を伝えてみてはいかがでしょうか。

もしくは事前に問い合わせで聞いてみるのもいいですね。

④料金が適切

動物系観光ってお高いイメージ。

安く野生動物を見られるところもありますが、全体的にサファリってなんかやはり少しお高めですよね実際。

近隣のパンタナールとか。パンタナールとか。パンタナールとか…。

いや、決してパンタナールを悪くいうつもりは全くないですしむしろめっちゃ行きたいですし、やっぱり動物の種類も数も規模が違うのだと思うのですが…

やっぱり高い。笑

高い観光費の売り上げはきっと動物さん保護のためだとかそういうことに使われているのだろうと信じたいところですが、それでもやはりお財布には痛いですよね…

でもここはそんな我々でも手が届くお値段。

「観光費」って名目で考えたらもちろんお安くはないのですが、1日サファリが1人1万ちょっと。

貸し切りの可能性も十分あり。

ってすごく良心的な価格ではないですか?

カピバラはそれはそれはもう大量にいるので、カピバラ目的なら断然こちらをおすすめしたい!

よりお安く、思う存分見られますよ!

この施設の我慢ポイント

①シャワーがポンコツ

水シャワー & 水圧激弱」のダブルパンチです。

お湯が出ないことはパンフレットにも書かれてあったので、水シャワーであること自体は問題なかったのですが、水圧がどうも…

蛇口をきちんと閉められていなかったときにツーって流れてるあの感じでした。笑

体はともかく頭は洗えたものではなかったです。

汗もたくさんかくのでしっかりシャワーを浴びたかったのですが…

②虫が多い

蚊がとても多いです。

宿にいる間はそこまで気にならなかったのですが(日本の夏と同じくらい)、デイウォーキングをしているときはジャングルの中に入るので数がエグかったです…

もちろん虫除けクリームを塗っていたので刺される被害はほとんどなかったものの、本当に現実とは思えないくらいにまとわりついていました。

半端なく鬱陶しかった…

ベッドには蚊帳はあるものの、穴が空いている部分もちょこちょこあり、蚊もそれ以外の虫もたくさん入り込んでしまっていました。笑

あとはダニも多いようなのでそこも注意です。

公式にもアナウンスされています。

昼休憩のポイント周辺をまわっているとき、極小の虫が気がつくと腕にたくさん止まっていたのですが…

これがダニ…?なのか…?

正体は分からないままですが、払えども払えども気がつけばついているのでとても不快でした。

でもこれら虫問題は熱帯雨林に来るなら仕方のないことですね。

おわりに

私は最初、野生のジャガーが見たくてこのHotel Juan Solitoを探し出しました。

結果、時期的なことからジャガーは探しに行くことすらできませんでしたが、大量のカピバラを見られてかわいい子カピに癒やされて、大満足のサファリとなりました。

カピバラだけでも十分に価値のある場所。

そして素敵なこの施設と人々。

心の底からみんなにもおすすめできるスポットだなと感じました。

なかなか野生のカピバラが見られる具体的な情報ってあまりないのが現状。

しかもこの場所は今回お世話になったスタッフさん曰く、「日本人は君たちが初めてだよ」とのこと。

日本語で調べてもおそらくここの情報は出てこないと思います。(今回夫が記事を書いたので、それは出てくるようになりました。笑)

現地でもスペイン語か英語での対応になりますが、カピバラ好きの方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

最高の体験ができること間違いなし!

動物好きとして、このブログが少しでもお役に立てたら嬉しいです。

公式ホームページ

https://juansolito.com/
問い合わせにも真摯に対応してくれます。

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この記事を書いた人

動物をこよなく愛するアラサー女子

大学卒業後、夢だったオーストラリアワーホリへ
現在は夫と世界のどこかでふらふら生きてます
でもやっぱり日本が大好き

自分の心地いいを大切に、
旅の愛用品やリアル旅行記を更新中!

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