こんにちは!Rieです。
ある日Googleマップを探検していたところ、カツオドリのコロニーがあるという場所を発見しました。
こんなところにそんなものが…!
なんとオーストラリアの本土では唯一のコロニーだそうで。
物珍しさと色んな野生動物を見てみたい好奇心に駆られ、訪問してみることにしました。
どこにあるの?

コロニーはビクトリア州のポートランド(Portland)という町にあります。
メルボルンからは約360km、車で4時間半と少し遠めですが、オーストラリアという広大な国においてはメルボルン近郊と言っても許容範囲な気がします。笑
ポートランドの市街地から南東に行った海岸のポイントにコロニーは形成されています。
Googleマップで「Point Danger Gannet Colony」というピンが立ってあるところです。
最適な時期はある?

ここに生息しているオーストラリアシロカツオドリの繁殖シーズンは9月から3月。
その時期に彼らはここで営巣します。
もしかするとその直前や直後もまばらには見られるのかもしれませんが、9月から3月に訪れるのが確実だと思います。
時期を外してしまうと残念ながらカツオドリはいなくなってしまうので、訪問するタイミングは注意が必要です。
どんな感じで見られる?
実はここはしっかりと保護をされている場所。
天敵であるキツネから彼らを守るために柵が設置されています。
そのため、人間も一定以上近づくことはできず、柵の外からしか見ることができません。
柵の外側に展望ポイントがあるので、そこに上って見ることができます。
しかし、結構遠い。笑

奥の白い塊がカツオドリたちです。
正直この距離だと、かなりのいい撮影機材や双眼鏡などを持参していないと満足に見られないと思います。
「展望ポイント=いい感じに見られる」と思って行ってしまうと、笑ってしまうくらい遠いです。笑
Googleマップの口コミにもリアルな距離感を撮影した写真を載せている人がいるので、気になる方は見てみてください。
が、さらに近づける方法が1つ!
それは17時30分に行くこと。
それだけです。
なんと、繁殖期の9月から3月の間は毎日(クリスマスを除く)17時30分にガイドさんがやって来て、その人の同行の下、柵の中に入れるのです!
しかも無料!
柵の中に入るとここまで近づくことができます。

ここなら何も特別な道具がなくとも十分に見られます。
しかしここにも柵はあり、しかも電気が通っているので触れないように注意しましょう。
また、17時30分にその場にいた人しか中に入れません。
ガイドさんがいる間は柵が開いているということではなく、17時30分にみんなで入るときしか柵は開かないので遅れないようにしましょう。
5分前には着いておくようにすると安心です。
柵を開けて集まった人がみんな中に入ったら、帰るときまで再び施錠されます。
中に入ってから見学ポイントまでは、歩きながらガイドさんが色々とお話をしてくれます。

私の英語力では全部は理解できなかったけど(ごめんなさい)、カツオドリやこの場所について学ぶことができます。
知識が豊富なガイドさんなので、質問をするときちんと答えてもくれますよ。
もちろん見学している際も話を聞くことが可能です◎
見学には十分な時間を確保してくれて、満足のいくまで見ることができました。
ある程度時間が経ったところで「もうそろそろ帰る?それとももうちょっと見ていたかったら全然見られるよ」と聞いてくれました。
無料な上に強制終了ではないところも親切!
私たちは一度延長をした上でだいたい30分くらい滞在しました。









実はケープシロカツオドリが紛れ込んでいるらしい…?
これ、私訪問後に知ったんですよね。
ここオーストラリアなどに生息しているオーストラリアシロカツオドリと、本来アフリカ南部に生息しているケープシロカツオドリ。
いや、なんで一緒にいるんや!
ちょっと迷い込みました〜レベルの距離ではないですよね。笑
鳥さんの飛翔力恐ろしいです。
事前に知っていれば…
彼らを探すという楽しみも増えたのに!笑
もしかすると私が理解できていなかっただけで、ガイドさんはお話ししてくれていたのかな?
しかもケープシロカツオドリは絶滅危惧種に指定されているらしく…
見られたらより嬉しかっただろうな。
ほとんど同じ見た目をしている彼らですが、主な違いは顎の下にある黒い線の長さと尻尾の色だそうです。
ケープシロカツオドリの方が黒い線が長く、尻尾が真っ黒なようです。
写真を見てみても違いはごくわずか。
難易度高すぎる。笑
さらにはコロニーなので密集しており、向きもあっちを向いたりこっちを向いたり俯いていたり。
後から知った私は、撮った写真の中に写り込んでいないか探してみたのですが、判別する部分がそもそも見えていない個体も多く、全然見つかりませんでした。
至難の業すぎる。笑
大人版「ウォーリーをさがせ!」です。
行かれた方はぜひチャレンジしてみてください。笑
おわりに
なかなかマニアックなポイントですが、鳥好きさんは絶対に好きなはず!
反対に「カツオドリってなんか聞いたことあるけど姿はパッと出てこない。」という人も多いと思いますが、そんな人たちにも面白いと思ってもらえるところなのかなと感じました。
私も正直そんなに強く興味がある動物というわけではありませんでした。
しかし、実際に訪れると、日本ではあまり身近ではないその姿にワクワクし、一目見られてよかったと思いました。
さすがにわざわざ行くにはよっぽど好きな人でないとちょっとあれですが、近くを訪れた際にはぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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