【子鹿公開2025】奈良公園の恒例イベントに潜入!

草むらから顔を出す子鹿

こんにちは!Rieです。

動物さんに関するこの時期の恒例行事と言えば…

そう!子鹿公開!

鹿の生息地として有名なあの奈良公園にて毎年行われているイベントです。

ちょうどタイミングが合ったので行ってきました。

目次

子鹿公開とは?

奈良鹿さんの出産時期に合わせて毎年6月に開催されている、生まれた子鹿たちをお披露目するイベント。

奈良公園の中にある鹿苑(ろくえん)という奈良鹿さんの保護施設で行われています。

鹿苑では毎年、安全な出産・子育てを目的として妊娠している雌の鹿さんを保護し、一定の時期まで生まれた子鹿と共に施設で面倒を見ています。

その保護された雌鹿さんたちが産んだ子鹿たちを私たちにお披露目してくれるのがこの子鹿公開。

毎年たくさんの人が訪れ、かわいい姿に癒やされる人気イベントとなっています。

子鹿公開2025概要

・日時:6月1日〜7月14日(無休) 10:00〜16:00 ※雨天決行、荒天中止

・場所:鹿苑

・料金:無料(任意で協力金100円/人)

毎年会場となっているエリアが昨年から改修工事をしており、現在は使用できないようです。

鹿苑改修工事の案内
いつ終わるのかな

そのため、「子鹿公開」と大々的にイベントをしているわけではなく、鹿苑内の普段母子鹿が収容されているエリアを一般に公開するという形で簡易的に開催されています。

通常の会場より見づらいですが、その分無料で、任意での協力金のみを募っています。

鹿苑募金箱

これは子鹿公開にあたっての協力金というより、鹿苑に常に設置されている募金箱で、ここで生活している鹿さんたちのエサ代に充てられるようです。

施設の入り口や子鹿公開のエリアなどに設置されているので、訪れた際はぜひ協力してあげてください◎

鹿苑は奈良公園の中にあるため車でアクセスすることはできませんが、奈良公園近隣には複数の有料駐車場があるため、車で訪問予定の方はそちらを利用するといいでしょう。

しかし、お値段は少し高めに設定されているのと、混雑も考えられるため、可能であれば公共交通機関を利用するのがおすすめです。

また、注意事項として、

・フラッシュ撮影はNG
・盲導犬や介助犬、聴導犬以外のペット同伴禁止
・施設内はバリアフリーではない
・鹿さんの体調等で予告なく中止する場合がある

とのことです。

きいろ

子鹿公開の公式案内ページはこちらにゃ

当日の流れ

受付などは特に必要ありません。

施設の入り口は出入り自由で、公開時間内であれば好きに見に入ることができます。

鹿苑の入り口
鹿苑入り口
「お静かに」の掲示
鹿苑の施設内通路
左側通行です

施設内に入って奥に進んでいくと、鹿さんたちがいるエリアが現れます。

一番奥が母子鹿が生活しているエリアで、その前の通路から彼らを見るという形でした。

ちょうど上3枚目の写真の通路奥に見える屋根のあるところになります。

日陰でありがたい。笑

意外と混雑もしておらず、のんびりと見ることができました。(平日の午前中)

たくさんのかわいい姿に癒やされたら、同じく左側通行で折り返して戻ってきましょう。

子鹿公開の展示物①
子鹿公開の展示物②

道中にはクイズやかわいい展示があります。

癒やしあり学びありの時間を楽しんでください。

かわいい子たちとご対面!

さて、肝心の子鹿ちゃん!

小さくてかわいい子がたくさんいました。

隠れ家の中にいたり、子鹿同士で固まっていたり、ママを探して鳴いたり、急に駆け出したり。

色んな姿を見られます。

どの子もどんな行動も全てがかわいくて、ずっと見ていたいかわいさです。

大人鹿と一緒に水を飲む子鹿
大人鹿さんたちと一緒に水を飲む子鹿ちゃん
子鹿だまり
子鹿だまり
授乳中の親子鹿
親子愛
走る子鹿
元気に駆け抜ける子鹿氏
まだまだ足取りがおぼつかない子鹿
まだまだ足取りがおぼつかない子も
板の下でリラックスする子鹿
みんなそれぞれお気に入りの場所があるのかな
2頭同時に授乳する母鹿(施設内)
他人の子でもウェルカム
鹿と緑がよく合ってる1枚
やっぱり鹿さんと緑ってよく合うなあと
3つ並ぶ子鹿用隠れ家全てに子鹿が入っている瞬間
ビンゴ
寄り添う子鹿3頭
仲良し3人組

子鹿ちゃんたちは少し遠めの日陰で休んでいることが多く、フェンス越しでもあるため少し見づらいかなと思う部分もあるのですが、ときどき私たちの近くまで来てくれたり、元気に活動したりする姿を見ることができて十分満足です。

私が訪問した日で母鹿が90頭、子鹿が66頭とのことでした。

まだこれから二十数頭の子鹿ちゃんが生まれる予定なんですね。

みんな無事に元気で生まれてきてくれるといいな〜

もちろん施設外で出産する子も

妊娠した鹿さんが全員保護されるわけではありません。

できる限りの保護をしているそうですが、そのまま自然の中で過ごし出産する鹿さんたちもたくさんいます。

出産を控えている鹿さん、生まれた子鹿ちゃんを見かけた際には近づかず、ぜひ優しく見守ってもらえたらなと思います。

そして、もう一つ。

ということはですよ、そうです。

子鹿公開以外でも子鹿ちゃんを拝めるチャンスがあるということです!

今年の開催事情を考慮すると、子鹿公開だけでは少し物足りないと感じる方もいるかもしれません。

ぜひ奈良公園内をたくさん散策してみてください。

もしかすると子鹿が潜んでいるかもしれません。

じっと座っている子、元気に散策している子、隠れるのが上手な子、下手っぴな子、ママに寄り添っている子など色んな子鹿ちゃんがいます。

とってもかわいいです。

でも!

そんな様々な個性を持った子鹿ちゃんたちですが、みんな「そっとしておいてほしい」というのが共通する気持ちですので、重ねてになりますが、どうかはやる気持ちを抑えて、遠巻きに静かに見守ってあげてください。

木の麓でリラックスする子鹿
木々の中を散策する子鹿
石と木々の間に潜む子鹿
2頭の子鹿が一緒に休んでいるところ
息を潜めて毛繕いする子鹿
2頭同時に授乳する母鹿(施設外)
ひょっこり顔をのぞかせている子鹿
高い崖にて母鹿に置いていかれた子鹿
3頭の子鹿が一緒に休んでいるところ
かくれんぼが上手な子鹿
木々の中で過ごす2頭の子鹿
振り向き美人な子鹿

私も近鉄奈良駅から鹿苑までの道のりで13頭、鹿苑を出た後も少し散策しながら帰って、全部で25頭くらいの子鹿ちゃんに出会うことができました。

なんだか今年すごく簡単に出会える気がします。

子鹿公開よりも満足度が高かったかもしれません。笑

奈良公園で過ごす際の注意点

①ゴミは持ち帰る

鹿さんが誤ってゴミを食べてしまうと消化不良等を引き起こし、最悪の場合亡くなってしまいます。

人間の勝手で鹿さんの命を危険に晒さないよう、ゴミは必ず持ち帰るようにしましょう。

ポイ捨て厳禁!

②鹿せんべい以外のエサやり禁止

鹿さんの食べ物は草やどんぐり等で人間とは異なっています。

鹿せんべいは鹿さんが食べても問題ないように作られているため大丈夫ですが(食べ過ぎはまた別)、人間が食べるパンやお菓子、野菜などは鹿さんの体に合わないため、こちらも消化不良などの不調をきたす原因となります。

また、その味を覚えた鹿さんが人間が持っている食べ物を奪う、近隣の畑を荒らすなどの二次的な被害も発生してしまいます。

お互いを守るために、決められたもの以外はあげないようにしましょう。

鹿せんべいは公園内や近隣のお店で販売されています。

鹿さんにはぜひ鹿せんべいをプレゼントしてあげてくださいね。

鹿せんべいの売り上げは奈良鹿の保護活動に使われます。

また、近年再び奈良公園の訪問者数が多く、たくさんの鹿せんべいが彼らに与えられているかと思われます。

もうお腹いっぱいだよ、十分だよ、という鹿さんは食べようとしないので、そのような鹿さんには無理に与えないようにしてあげてください。

特に東大寺に続く参道付近の鹿さんはたくさんもらっていることが多いため、少し外れた人気が落ち着いているエリアに行ってみるといいと思います◎

③子鹿には近づかない・触らない

奈良公園の鹿に関する注意看板

母鹿は自分の子鹿をにおいで判別しています。

もし人間が触れてしまうと、人間のにおいが付いて自分の子鹿が分からなくなり、育児放棄をしてしまうことにも繋がります。

そうでなくても、急に得体の知れない大きな人に近づかれたり触られたりしたら怖いですよね。

子鹿ちゃんはとってもかわいくて触りたくなってしまいますが、そこはかわいい子鹿ちゃんのことを想ってグッと堪えてあげてください。

いや、分かるよ、ふわふわで触り心地良さそうだしね、触ってみたいよね…

④ペットは必ずリードを着用(極力同伴は控える)

鹿さんはわんちゃんを怖がります。

奈良公園での散歩自体は禁止されていませんが、必ずリードを着用するように要請されています。

伸び縮みするリードはしていないのと同じなので、そのタイプのリードを使用する場合は短い状態で固定しておきましょう。

怖がった鹿さんが道路に飛び出して事故に遭ったり、わんちゃんを攻撃したりする可能性もあります。

大切なペットの安全のためにも、同じ動物の仲間である鹿さんたちのためにも、みんなが平和に過ごせる環境づくりにご協力をお願いします。

⑤露出は控えめがおすすめ

奈良公園にはマダニもたくさん生息しています。

鹿さんにくっついていることも多いため注意が必要です。

マダニは命に関わる感染症を媒介することもあるため、暑くなってくる時期ではありますが、露出はなるべく控える方がおすすめです。

⑥鹿さんに敬意をもって接する

一番大切なのはこれ。

彼らに敬意をもっていれば、ポイ捨てをすることも彼らの嫌がることをすることもきっとないと思います。

自分の大切なお友達だと思って、思いやりをもって接してあげてください。

おわりに

一度にこんなにたくさんの子鹿を見られる機会なんて、このイベント以外にそうないと思います。

とっても愛くるしくて仕草一つひとつがいちいちかわいくて、癒やされまくりの時間になるはず!

ぜひ一度彼らに会いに行ってみてはいかがでしょうか。

そして、来年になるかいつになるか、改修工事が終わった本来の子鹿公開もまた楽しみにしたいですね。

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この記事を書いた人

動物をこよなく愛するアラサー女子

大学卒業後、夢だったオーストラリアワーホリへ
現在は夫と世界のどこかでふらふら生きてます
でもやっぱり日本が大好き

自分の心地いいを大切に、
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